朝、用事を済ませてから、山梨に向かった。この時間では大きな山は登れない。秩父から雁坂トンネルを抜け、塩山へと走る。フルーツラインは、なかなか気持ちいい。林道嵯峨塩深沢線は、すぐにわかった。登山口を探しながら、車をゆっくりと転がしていくと、右手に小さな登山口の標識を見つけた。少し先の道路端に止め、支度をする。四時を過ぎていた。

●源次郎岳登山口●
道は良く踏まれている。カラマツの多い樹林の中を歩いていく。やがて、落ち葉の道は、小笹の道に変わった。

●小笹の中の登山道●
すぐに立てるだろうと気分良く歩いていくと、下日川との分岐になり、更に登っていくが、なかなか、山頂につかない。登り着いたピークには、(あと15分)の標識があった。

●ピークにあった、山頂まで15分とかかれた木札●
次第に下っていく。どんどん下り、コブを幾つか超え、更に下り、急な斜面を登り返す。平らなピークには、何も無く、先が明るく開けているので、歩いていくと、伐採された広場に出た。その端に、三角点と山梨百名山の標柱が立っていた。伐採された木に腰を下ろし、一服した。曇り空で、景色はぼんやりとしている。
休んでから、帰りの登り返しがきついな、と思いながら、腰を上げ、山頂を後にした。

●源次郎岳山頂●

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