福島の未踏の低山が幾つかあるので、天気も良さそうなので、歩いてこようと高速に乗った。福島西インターでおり、阿武隈川東の岡島地区にある〈高松山〉を目指す。鹿嶋神社の駐車場に車を止めさせてもらい、支度をするが登山口が分からない。地形図を見る。
だいたい分かったので、ひとまず、石段を上がって、神社にご挨拶。道路に出ると、散歩をしている男性が居たので、聞いてみた。やはり東への道を進む様だ。歩いていくと、ガードレールが横になっていて、車両進入禁止となっていた。男性が、正面の山を指差して、あれが高松山だと言い、峨ろう山はその先だから、見えないな、と教えてくれた。
男性と別れ、道路を歩いて行き、間もなく教えてもらった様に、右への道へと進んで行く。道路を上がっていき、最高所の所から、山へと入る道があるので、入ってみた。下草に覆われた道を進んでいくと、やがて、石の柱が現れ、更に進んでいくと、水の流れる岩場になった。滑らない様に過ぎ、しばらく歩いていくと、尾根になり、初めての標識を見つけた。
戻るように尾根を上がって行くと、間もなく、石の祠の祀られた『高松山』山頂だった。鹿嶋神社の奥宮である。裏側に三角点が埋設されている。松の木の間から、安達太良山や吾妻の山並みが遠望できた。けっこう汗をかいた。一息ついてから、標識の立つ鞍部まで戻り、直進していく。大岩をへつって行くと、今日二つ目の標識があり、右へと方向を変えた。
真っ赤に色付いたムシカリの実を見ながら歩いていくと、展望のいい岩の上に出た。ここが『峨ろう山』山頂の様である。低山ながらすばらしい展望で、福島市内の町並みや信夫山の上に吾妻の山並みが眺められた。吾妻小富士が良く見える。しばらく岩に腰を下ろして、広がる風景を見続けた。

●鹿嶋神社●

●ゲートの先に高松山が見えてきた●

●登山道入口●

●水の落ちる岩場●

●小さな水溜り〈強清水〉●

●初めての標識●

●高松山山頂●

●信夫山の上に吾妻の山並み●

●岩場から振り返る、高松山●

●尾根道●

●峨ろう山山頂にて●

●安達太良山遠望●

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