優しい風ー山の彼方に

 

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2021/1/15

「新里八幡山」　　山歩き
　栃木市岩舟町にある八幡山について、〈神社ぐだぐだ参拝録〉さんに【約800年の昔、この地の山麓に多くの人の住む集落があり、そこに暮らす人達は神仏への信仰の念厚く、ここに村檜神社より第十五代応神天皇を分祀してこの山懐に〈八幡宮〉と境内社として厳島神社の建立に至り、以後この山を〈八幡山〉と称して多くの字民の親しみの手で守られてきた。】とある。
　この山の一角を持つ山主さんに聞いた事があるが、やはり、〈八幡山〉の名が返ってきた。
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●雲の多い、寒い日になった。南から田中の道を〈八幡山〉へと走って行く●
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●広い八幡神社駐車場は一台の車も無く、寒々としてた。南西にみかも山●
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●石段と鳥居が立ち、石段の傍らには、庚申塔碑が祀られていた●
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●薄暗い植林の中、ゆっくりと長い石段を上がって行く●
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●拝殿に賽銭を上げ、鈴を鳴らして手を合わせてから、東に歩いて本殿を眺めた●
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●山に取り付こうと西側に回ると、稲荷社と末社群が鎮座していた●
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●神社までの斜面は綺麗に刈られていたが、神社裏からは雑木の藪だった●
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●しばらく雑木を分けながら右に左にと進んでいくと、やがて明るい斜面に出た●
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●藪が薄くなり、右手木々の間から岩船山が見通せた●
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●更に小木を分けながら進んでいく。立ち止まって歩きやすい所を目で探す時間が増えてきた●
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●しばらくすると、岩舟町の境界杭が埋まる小突起に登り着いた●
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●辺りを見回してから、北に立つ八幡山へと下りだす●
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●間もなく深く落葉の積もった鞍部である。どうしてか、鞍部を見ると、気持ちがホッとする●
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●ここからは殆ど藪は無くなり、境界杭を追って落葉を踏んでいく●
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●一歩一歩ゆっくりと登って行く。細木を掴んで痛っと声を上げた。カラスザンショウの木だった●
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●斜面に岩が出てきた。亀足で岩の間を進んで行く●
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●左手奥、小枝の先に大小明神山の山形が垣間見えた●
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●もう汗ビッショリで、首筋から枯葉などのゴミが入って痒い。また、雑木が煩くなってきた●
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●煩い雑木の藪を西側に逃げると、一面、笹竹の世界になった●
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●笹を杖と手で分けながら進んでいくと、間もなく最高所になった。〈八幡山〉山頂、石の祠でもあるのかなと思っていたのだが・・・●
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●その代わり、偶々ではあるが、保護石に守られた〈地籍図根三角点〉を落葉の絨毯の中に見つけた●
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●北方に馬不入山が大きな山形を見せている。かなり汗をかいた。そのうえ、シャツはゴミだらけである。汗を拭きながら、少しの時間、山頂でのんびりとしてから、下山に掛かった●
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タグ： 栃木県栃木市　八幡宮　地籍図根三角点
投稿者: 山香優風
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