演劇部に入ってまずビックリしたのが、肉体訓練
通称「肉練」の厳しさ!
授業が終わって16時部室集合
そこから20時までが演劇部の活動時間なのですが、
芝居の稽古が始まるのは18時ちょっと前くらいから。
それまでランニングから始まって、腹筋背筋側筋腕立て
スクワット、ダッシュ&ストップなどなど
一連の筋トレをした後
演劇的な体のトレーニングが始まります。
脱力メニュー、普通に立ってる状態で上から順に
脱力していき最後には体全体脱力状態になったら、
今度は下から順に力を入れていき、元に戻る。
これの応用編で、一気に緊張一気に弛緩というのもあります。
演出の合図で指先から爪先まで一気に力をいれて合図があるまで
そのままキープ。合図があったら一気に脱力して最大の弛緩状態に。
これを演出のOKが出るまで繰り返します。
一連の筋トレをやったあとですから、
もう早く終わってくれ!の一念で頑張るしかありません。
それが終わったらウェイクアップ。
最初寝ている状態から始めて、演出の合図で素早く立ち上がってポーズ。
次の合図で寝る状態に戻ります。
一見楽そうなのですが、素早く立ち上がって素早く寝るのって
かなりキツイんです。演出も最初のウチはゆったりとしたペースでやるものの
ドンドン合図の間隔が短くしていって、立ち上がるのも困難になるほど。
最終的には床をゴロゴロしてるだけの状態になり
演出に対する憎しみがましていくことに。
このウェイクアップは米米クラブの「米米WAR」という曲に合わせて
やっていたので、今だに聞くと当時の辛さが思い出されたます。
ここまでほぼノンストップでやってから、ようやく芝居の稽古。
公演直前はさすがに軽くなりますが、それ以外は毎日繰り返しやっていました。
演出に「なんでこんなにキツイ肉練をするんですか?」と
聞いてみたところ、
「肉体てき精神てきにもう限界、どうにでもなれ!って状態になってからからが
演劇、芝居の始まりなんだ」と言われました。
確かにノンストップで1時半以上フルスロットルで動いた後は
疲れているし、辛さからの解放感もあってか、テンションは高くても力みはなかったような。
でも、あの肉練は今、思い出してもキツかったな〜

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