谷脇康彦(たにわき・やすひこ)  84年、郵政省(現総務省)入省。OECD事務局(在パリ)ICCP課(情報・コンピュータ・通信政策課)勤務(87-89年)、電気通信局事業政策課課長補佐(93-97年)、郵政大臣秘書官(99-00年)、電気通信局事業政策課調査官(00-02年)、在米日本大使館ICT政策担当参事官(在ワシントンDC、02-05年)、総合通信基盤局料金サービス課長(05-07年)、同事業政策課長(07-08年)を務め、08年7月より現職。ICT政策全体の総括、通信・放送の融合・連携に対応した法体系の検討、ICT分野の国際競争力向上に向けた施策展開などを担当している。著書に「世界一不思議な日本のケータイ」(08年5月、インプレスR&D)、「インターネットは誰のものか」(07年7月、日経BP社)、「融合するネットワーク」(05年9月、かんき出版)。日本経済新聞(Nikkei Net) ”ネット時評”、日本ビジネスプレス”ウォッチング・メディア”などへの寄稿多数。

2005/10/27

日経ネット時評にコラムを掲載しました  ブロードバンド政策

「ネットワークは中立的か?PART2---動き出した米国の議論」を掲載しました。一昨年に書いた「ネットワークの中立性」に関する議論の続編です。ぜひご一読ください。
0

2005/10/2

世界の中心で。。。  エッセイ

 生まれは四国の松山。温暖でノンビリしたいいところなのだけれど、私自身、東京に出てきてもう27年。かなり田舎も変わってきている。
 そんな故郷が時折映画などの舞台になる。その昔、愛媛で映画というと夏目漱石の「坊ちゃん」と相場が決まっていた(これって地元が割りとバカにされている話だと思うのだが、地元ではいまだに観光資源になっているのが面白い)。
 ところが、最近「世界の中心で、愛を叫ぶ」と観たら、松山の路面電車やら空港やら出てきた。松山にもFilm Commissionができて頑張っていると聞く。その成果が出始めているということだろう。映画「がんばって、いきまっしょい」も松山の高校を舞台にした映画。子供の頃によく行った鍋焼きうどんの店が出てきたりして懐かしかった。これも静謐ないい映画だった。ドラマ「東京ラブストーリー」のラストも松山郊外のある遊園地脇の駅だった。
 なんか中年谷脇はトレンディなドラマばかり見ているように思われるかも知れないが、たまたま地元を舞台にしたものがこんなタイプのものが続いていたということ。それにしても、「世界の中心」の場合、セリフは共通語であり、土地の風物を強調するものでもない。人々の背景にある、やや古い、そして色の落ち着いた景色がフィルムに固定されることにより、この話は昔の哀しい伽話なんだというニュアンスが出てきて、興味深かった。
 映画の舞台に知っているところが使われていると、結構楽しいものだ。ワシントンDCに暮らしているとき、ポトマック川そばのM Streetからみえる長い階段があった。これこそ名画「エクソシスト」のラストシーンに出てくる階段。暮れなずむ頃に見ると、なんとなく凄みの感じられる階段だった。また、フランス映画の名作に「ポンヌフの恋人」というのがある。映画の冒頭、車が深夜のセーヌ川沿いの道を猛スピードで駆け抜けていくのだが、そのフロントガラスから見える風景はパリに暮らしたことのある人なら誰しも覚えている懐かしい感覚に捕らわれるものだった。
 最近は映画館にあまり行かなくなった。行っても「シネコン」だとスクリーンがやや小さくて迫力がない。大画面の映画館に行かなくては。印象に残っている映画っていうのは、なんか大画面で観たのが多いような気がする。。。
0



AutoPage最新お知らせ