谷脇康彦(たにわき・やすひこ)  84年、郵政省(現総務省)入省。OECD事務局(在パリ)ICCP課(情報・コンピュータ・通信政策課)勤務(87-89年)、電気通信局事業政策課課長補佐(93-97年)、郵政大臣秘書官(99-00年)、電気通信局事業政策課調査官(00-02年)、在米日本大使館ICT政策担当参事官(在ワシントンDC、02-05年)、総合通信基盤局料金サービス課長(05-07年)、同事業政策課長(07-08年)を務め、08年7月より現職。ICT政策全体の総括、通信・放送の融合・連携に対応した法体系の検討、ICT分野の国際競争力向上に向けた施策展開などを担当している。著書に「世界一不思議な日本のケータイ」(08年5月、インプレスR&D)、「インターネットは誰のものか」(07年7月、日経BP社)、「融合するネットワーク」(05年9月、かんき出版)。日本経済新聞(Nikkei Net) ”ネット時評”、日本ビジネスプレス”ウォッチング・メディア”などへの寄稿多数。

2007/12/31

週刊タニワキ(12月25日)  週刊タニワキ

 結局、先週の三連休も出勤。25日(火)、フィルタリング関連、プラットフォーム関連など打ち合わせ多数。本日から気合いを入れて長い原稿を書き始める。26日(水)、フィルタリング関連の会合に出席。取材、打ち合わせが続く。27日(木)、所要で春日部往復。打ち合わせとか年末のご挨拶とかで小刻みに時間が過ぎる。2.5GHz帯事業者の登録条件付与の方針を発表。記者クラブ納会。28日(金)、引き続き、年末なのに来年始めるプロジェクトの説明、打ち合わせとか年末のご挨拶。夕刻、電気通信事業部まとめて年末の納会。そのあとDC時代の友人と夕食。新宿はすごい混雑。29日(土)、融合関係の外国の動向を整理したり、プラットフォーム関連の資料作成。30日(日)、前日に引き続き黙々と仕事。。。来年は忙しくなりそう。では皆様、よい年をお迎えください。

追記 手帳を新年のものに差し替える。今年の講演の回数を数えてみたら50回を越えていた。週1ペース。いつも同じ内容で、皆さんすみません。はい。
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2007/12/24

週刊タニワキ(12月17日)  週刊タニワキ

 17日(月)、朝から国際競争力関係の勉強会。途上国への進出と国内のデジタルディバイド対策の類似性についてひとしきり考える。午後、CATV活性策の検討。夜、総合通信基盤局の忘年会。
 18日(火)、接続委員会でNGN接続ルールについて審議。午後、電気通信事業部会で会計規則改正案を諮問。様々な案件で合間を縫って説明や取材。まとまった時間がまったく取れない。夜、デジタルメディアの勉強会。Wii Fitに初めて触った。「板」に乗るときに「ウェッ」という声が出るのが面白い。初音ミクに「♪タニワキサーン」って歌ってもらう。癖になる。これ。
 19日(水)、取材が何件か。本日もあちこちの説明やらバタバタする。20日(木)、デジタルディバイド解消戦略会議の第2回。会議構成員が多いので講堂で開催。これだけ大きいと、軽いギャグを飛ばしても受けない。午後、フィルタリングサービスについて打ち合わせ。全体的に仕事が遅れ気味になっているので、ちょっと踏ん張って処理。
 21日(金)、来年企画しているコンファレンスの打ち合わせ。午後、昨日に続いてフィルタリングサービスの打ち合わせ。2.5GHzの周波数割り当てが決まる。フランス在住の友人が来訪。取材多数。大臣が各課の事務室を回られた。夜、課の忘年会。
 22日(土)、遅れ気味のネタを集中してこなす。大分進んだ。来年のプロジェクトについて、幾つかネタになってきた。もうひと踏ん張り。それにしても、年末になても仕事が多い。線表を引いてみたら真っ黒になった。うぐぐ。23日(日)、昨日に続き資料作成に追われる。
 本日はクリスマスイブ。みなさん、メリー・クリスマス!

追記 言葉使いというのは難しい。勤務する建物の“人民食堂”(と人は呼ぶ)のお姉さんはおかずを出しながら、「お味噌汁、前でいただいてくださぁーい」というが、それ、変でしょ?コンビニでも、「いらっっしゃいませぇ、こんにんちわぁ」とか「ありがとうございましたぁ、またどうぞお越しくださいませぇ」とか、機械的に顔も見ないで棚卸などしながら叫んでいる。お店を出ても、まだ「…お越しくださいませぇ」あたりが遠ざかりながら聞こえてくる。変-----。そういえば、先々週の欧州出張前にM君に「課長、ご存命のうちに説明させてください」と言われた。たぶん、おそらくだが、言い間違えたんだと思う。M君、私は出張後も元気に暮らしています。
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2007/12/24

iPhoneショック  書評

 「iPhoneショック」(林信行著、日経BP社)を読む。この本はiPhoneの紹介本かと思って読み始めたが、読み進むうちにそうではないと気づいた。著者のメッセージは第9章にある。
 最終章第3部は「日本メーカーはなぜiPhoneを作れなかったのか」とあり、最終章(第9章)のテーマは「魅力的な製品を作る3つの視点」とある。つまり、日本のメーカーに対する強烈な応援メッセージが書かれている。日本のメーカーのもつ潜在力は大きい、今のビジネスモデルから脱却することこそが新しい成長をもたらす-----筆者の畳み掛けるような強烈な主張を感じることができた。
 アップルの製品は高価だが、統一的な世界観があり、その「ワクワク」にお金を出しても良い、と思わせるものがある。私のiPod(20G model)、iPod shuffle、iPod nano (2G)2台、iBook(娘にとられた)も元気に動いているし、未だに「カワイイ」。こうした感じは、かつてのソニーのバイオもそうだった(これも我が家にころがっている)。とにかくプラスチックの箱というPCのイメージを変え、見ているだけでうっとりするようなデザイン戦略だった(よくフリーズしたけど)。数年前にCESに行った際、アメリカ国務省の高官が跳ね回るAIBOをうっとりと見ていたのも思い出した。
 ワクワクする商品なら多少高くても消費者は購入する。いやいや携帯にお金はかけたくない、という人は単機能の安い携帯を使う。そんな当たり前の選択の可能性が消費者に提供されるべきだろう。この本はiPhoneを一つの契機として、モバイルビジネスの様々なことを考えさせてくれる。何より読みやすいので、ぜひご一読を。
 来年1月のマックワールド。スティーブ・ジョブスはどんなサプライズを用意してくれているのだろう?

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2007/12/16

週刊タニワキ(12月10日)  週刊タニワキ

10日(月)、午前は定例の会議。午後も国会や議員会館などをウロウロして、午後5時からブロードバンド推進協議会のコンファレンス。NGNがテーマ。いろんな人が来ていて面白い会合であった。11日(火)、雑誌のインタビューほか取材数件。夕刻、接続委員会でNGN接続ルールの審議。全体の俯瞰が終わったという感じで中身はこれから。夜、古くからのアメリカの友人と居酒屋。アメリカにはビッグマックないんだって。日本はなんだって大盛だぜ、俺達デブの天下だぜ、と言うと、なぜかメガ牛丼のことをニュースで知っていて大笑い。12日(水)、海外からのお客さんを含め、打ち合わせが幾つか。地味に来週の会議の資料をシコシコ作る。13日(木)、引き続き地味に来週の資料をシコシコ作る。夜、コンテンツ系の人たちと意見交換。モバイル系の世界では、そんなことまでやってるんだぁという現場の実態がよくわかった。14日(金)、来週の会議の資料の説明をあちこちに。プログレ繋がりのジャーナリストTさん来訪。仕事をそっちのけで話し込む。奇妙な連帯感。夕刻、新宿にてMVNO関連の勉強会でプレゼン。熱い議論に結局2時間くらいあっという間に経ってしまう。とても有益だった。15日(土)、黙々と年明けに立ち上げる研究会関連の資料作成。

追記 

1 先週金曜、六本木ヒルズの講演を終えた私の目に飛び込んできたのは「ウルトラマン大博覧会:Roppongi天空大作戦」というポスター。ウルトラQから初代ウルトラマンの時代を生き抜いたタニワキ“シュワッチ”少年(運動会とかで紅白の帽子のヒサシを立ててウルトラマンゴッコをやったもんよ)としては、これだけは欠かせない。昨年7月の岡本太郎美術館「ウルトラマン伝説展」も良かったが、これも期待できる。というわけで翌土曜に会場へ。怪獣回廊に続き、シリーズごとに展示してあるのがとても良い。充実していた。ついでにミッドタウンのサントリー美術館の鳥獣戯画も見る。本当にこれが数百年前のものか。まったく古くない、というか、人間なんてそんなに進歩してないんだなぁと感じる。

2 柄にもなく、なぜか六本木づいてしまって、ミッドタウンのBillboard LiveでBobby Caldwellのコンサート。うまい!ステージングも最高。でも食事をしながら見るステージ(タニワキは金がないので最上階5階の天井桟敷にて鑑賞)で会場が薄明くて集中できない、しかも入れ替え制なので75分のステージはやや不満が残った。写真はミッドタウンのイルミネーション。青色LEDはなかなか良いねぇ。
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2007/12/6

週刊タニワキ(12月3日)-----欧州出張編(PART2)  週刊タニワキ

3日(水)、ボンは朝からお天気が崩れ気味だが、それほど寒くない。ホテルは無線LAN完備だというのでアクセスしたが、全然だめ。しようがないのでビジネスセンターでDSLを使う。遅い。まったくイライラする。ブロードバンドというのは一度速度に慣れてしまうと決して後戻りできないもんだと実感。
 さてWIKのネット中立性のコンファレンス。参加者は100人程度。WIKにいる元FCCの友達らと久しぶりの再会。会議では先ず無線の中立性の話で盛り上がる。モバイル研と同じような奨励金がどうしたとか、端末利用の自由を利用者に認めるべきだとか議論している。苦笑。
 グーグルのプレゼンはシンプルだが、メッセージが明確でわかりやすかった。興味深かったのがこれに対する聴衆の反応。グーグルやスカイプに対する冷たい質問が多かった。「グーグルはあれだけ儲けているのだから、インフラにもっと金を注ぐべきではないか?」とか。他方、「ネット中立性の議論はアメリカからUFOが欧州に飛来してきたようなものだ」とか「(ドイツには)ブロードバンド市場に競争が存在しているので今議論する必要はないでのはないか、むしろインフラただ乗りの可能性が高いのではないか?」という反応が強かったように思う。置かれている市場環境が違うと、やはり議論の進め方がかなり異なる。ドイツは欧州でもかなり保守的な部類に入るが、果たしてネット中立性の議論が欧州でNGA(Next Generation Access)の議論と絡めて、今後どのように展開していくのか関心をもった。まだまだ抽象的な議論にとどまっているが、米国のアプローチとは異なり、しっくりくる部分もあるため、欧州委員会ではかなり日本と近い問題意識を共有できたが、ドイツあたりは依然として従来のテレコム政策の発想から抜け切れていないという感が強い。なるほどと、欧州委員会の苦労が偲ばれる。
 私の方からはネット中立性懇談会の具体的なデータを示しながら、ネットワークの中立性というときに「ネットワーク」の定義を明確にすべきであること、概念的な議論にとどまることなく具体的な議論をすべきこと、ネット中立性にはコスト負担の公平性とネット利用の公平性の2つの観点が必要であること等を中心に議論すべきであることなどを強調したが、どこまで欧州の聴衆に理解してもらえたかどうか。米国からの参加者からは大変評価してもらったのだが。韓国などアジアの参加者がもう少しいると三極でもっと面白い議論ができるような気もする。これは今後の課題。夜、街を散策。クリスマスの夜店やらちょっとした立ち飲みのお店、楽団(「バンド」ではなく「楽団」という言葉がピッタリ)の演奏で賑わう通りを抜け、クロアチア料理とビール。美味。また太ったね、これは。
 4日(水)、ケルンに立ち寄った後、ライン川沿いをコブレンツ、マインツ経由でフランクフルト空港へ。5日(木)夕刻、帰国。今回の出張では、日本で進めてきたブロードバンド政策のポジショニングを改めて検証することができたし、その基本的な方向性は概ね正しいという認識を持つことができた。。。でも疲れたぁ。

写真はボンでクリスマスシーズンに立つ屋台のようなもの。
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