10月29日から11月4日まで、福島県で復興みちのくコンサートで演奏してきました。
二本松・会津若松・いわき市とテレビでは何度も聞く町でのコンサートでした。

お客さんは、明るく「来てよかった」と言っていただき、見た感じだけでは被災されていることも分からないほど、元気でした。
前向きで、ひたすら毎日を元気で明るく生きることを目指しておられるのでしょう。
しかし私には、「大変だ!!」「何とかしてくれ!!」と我が儘で言われないあまりの「見事さ」・「美しさ」が、なぜか重く感じました。
これは日本人の美点かもしれません。素晴らしい忍耐力と我慢強さ。
しかし世界を見るとき、はっきりと言わないと分からない場合が多く、その美点にむしろ不安を覚えます。
私たちは、この美点をどう生かすか?
周囲の人が、サポートする仕組みが大切だと思いました。

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