会津若松に避難している大熊町の小学校を訪ね、子供たちに会ってきました。底抜けに明るく、私を迎えてくれました。学習発表会のダンスを披露してくれました。
大熊町立熊町小学校は原発から4キロにあり、校舎は地震での被害は殆どないのに、放射能のため図書館の本・鼓笛隊の楽器など一切持ち出せないということです。
震災前は全校生徒300人、今は全校生徒が60人。仮設住宅から通う子どもたちも多く、バスで送迎しているために放課後遊ぶことができないそうです。
お父さんは東京電力の下請けの会社の従業員が多く、汚染水対策などで福島原発にいて、母親だけの家庭が多いということでした。
この底抜けに明るく見える子どもたちの現実。原発の恐ろしさ。
実際に今の気持ちを書いてもらった作文には、表情よりは複雑な子どもたちの気持ちが書かれていて、客(私)を明るく迎えるという彼らの気遣いだと気づきました。避難して、体育館で寝ていたことなど、苦しいことを体験して気遣う事を、普通の子どもより知っているでしょう。
私は、チェリティーコンサートで子どもたちの気遣いに答えなければと、決心して帰ってきました。
ありがとう 大熊町の子どもたち!!


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