4月5日のコンサート「つなぐ音 〜花によせて〜」を開催する京都東山五条の「若宮八幡宮」は、私が幼い頃からよく訪れた神社でした。8月の陶器まつりに飾られる陶器人形を毎年楽しみにしていました。「牛若丸」の華麗に舞いあがる姿をじっーと見つめていた幼い日の私が今もそこにいるようです。懐かしい日々です。
若宮八幡宮は歴史的に貴重な絵巻「足利将軍若宮八幡宮参詣絵巻」に描かれている由緒ある神社で、宮司に見せていただいた絵巻の画集は(貴重な絵巻のため今後一般公開はないかもしれないということです)華麗な色彩で、戦乱の世に生き生きと生きる人々が描かれていました。
みごとに散る花も、また花を咲かせる。
戦乱の世に散るいのちも、逞しく生きる人々に繋がれていく。
桜の美しい季節。境内に咲く桜。時と共に散りゆく花もまた生まれでるように、「いのち」をつなぐ私たち(森田大地・ギターリストと共演)の「音」(コンサート)でありたいと思っています。

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