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2008/1/29
温暖化で家の蕗が枯れず、1月初めに蕗のとうが出てきたので、心配していたら、今冬初めての雪が降り、ほっとしました。テレビで雪の中で開く梅が写り、私の大好きだった新島襄の漢詩を突然思い出しました。
庭上(ていじょう)の一寒梅(いちかんばい)
笑って風雪を侵(おか)して開く
争(あらそわ)ず又力(つと)めず
自(おのずか)ら百花の魁(さきがけ)を占(し)む
庭先の一本の梅の木。寒梅と呼ぼう。
風にたえて、雪をしのび
笑っているかの様に、平然と咲いている。
それが別に、争って、無理に一番咲きを競って
努力したのでもないのに、
自然にあらゆる花のさきがけとなっているのだ。
この詩を聞くといつも涙が出るのですが、今回ももう一度読み直して胸が一杯になって泣いてしまいました。
たった一本の梅の木を描いているのに
この詩は、大きな、大きな広がりと清々しさを私に感じさせます!!
謙虚とか、真摯とかいう言葉が、ちっぽけに聞こえるほどの大きさ。
あるがままに、己の使命を果たしている凄さ。
温暖化は気候だけでなく、人の気迫も生温くしてしまっていますが
こういう梅の姿にほっとします。
この詩は、歌にもなっていて同志社大学のHPで聞けます。
http://www.doshisha.ac.jp/information/fun/c_song/cs_04.php
やっぱり自然は私の偉大な先生ですね。

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2007/3/20
「水ぬるむ」といいますが、「さらさら」と流れる川音に春を感じます。なぜか私たちは、春の川に「さらさら」と擬音をつけますが、冬より水量がふえて流れが早くなるから・・・・・。水温が違うからかも・・・?
でも雪解け水が流れることを思うと、「さらさら」ではなく、春の芽吹きのエネルギーを感じる「ざぁー」という音でしょうね。
こうして書いていて、様々な場所に様々な春の川音があることに気づき変に感心してしまいました。春の様々な顔を、そこには感じますね。(春は暖かい風にのって疫病もやってくるので、春のお祭りは、疫病をお祓いするお祭りも多い)
春は色々と忙しいですね。でも、そんなに急がず、ふと足を止めてみると、あなたも素敵な音に出会えるかも・・・・。

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2007/3/1
庭に紫の「すみれ」が咲きました。芭蕉も「山路来て 何やらゆかし すみれ草」詠んでいるように本当に可憐な花です。
日本には、亜種や変種を含めて300種近くあるそうですが、このすみれはタチツボスミレだと思いますが・・・。<全国で見られ様々な環境に生育する最も身近なすみれ>とネットで調べると書かれていました。
この花が枯れた後、種子が入った鞘ができますが、今回驚いたのは<すみれの種子を採取し、紙袋に入れてポケットにしまったことを忘れていると、 パシッ! パシッ! と種子の弾ける音にビックリさせられることがあります。一つの小さな種子でも、そのエネルギーの大きさに驚かされることがしばしばあります。すみれを栽培している人ならば、ほとんどの人が経験する「すみれの音」との出合いです>http://gaia.loving.jp/violet/sound.htmlで知った「すみれの音」です。今から鞘になるのが楽しみです。
「すみれのささやき」を只今作曲中!

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