人生を変えた?「ハレンチ学園」
否、狂わせてしまった本とでも言おうか。(笑)
この「ハレンチ学園」なる漫画を初めて目にしたのはたしか1968年か1969年で、小学校の5〜6年生頃だったと思うが、それまで「おそ松くん」や「オバQ」などでギャグ漫画の持つ諧謔性には慣れ親しんでいたものの、それまでの少年漫画ではこんなエロチックな女の子のハダカが出てくる漫画は皆無だったのである。
今でこそ巷やメディアには女の子の水着や裸は溢れかえっているが、そんな免疫性などは持ち合わせていなかった当時の少年達にはまったくセンセーショナルな作品になってしまった。
しかも「十兵衛」や「鮎ちゃん」達は自分たちと同じ小学5年生ということで、翌日からクラスの女の子を見る目がイヤラシイものに変わってしまって、スカートめくり等に走ってしまったことは言うまでもない。(笑)
いや、これは冗談だが。
要するに言いたいことは、こんな作品になんか夢中にならないで、6年生という大事な時期にもっともっとちゃんとお勉強しておけば、今の私のような「変なヲヂサン」ではなく、もっと硬派なナイスミドルになっていたのではないかと、返す返すも悔やまれる40年以上前の漫画作品なのである。
今でこそギャグ漫画の定番となった、「身体検査侵入のシーン」とか・・・・・
「女子風呂侵入のシーン」なんてのも、日本の漫画ではこの「ハレンチ学園」が最初であったのである。
ハイキングで雨に打たれた後、山小屋で女の子達は裸になって・・・・・。
爆風で服が吹き飛んだ「鮎ちゃん」。
当時のPTAなどでも、この「ハレンチ学園」と「おそ松くん」は常にヤリ玉にあげられていましたね。
ちなみに私はどちらも大好きでした。

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