凪のあすから 第6話 「 巴日のむこう 」
「 凪のあすから 」 も今回で第6話ですが 、 演出過剰な諄々( くどくど )感が鼻についた前回に比べると 、随分と爽やかな回のような印象を受けましたね 。
やっぱり海の子達が主人公だったのと 、 「 巴日 」 という大自然の芸術のおかげなんでしょうか 。
〜 プールの授業で女子のスクール水着姿に一喜一憂する男子生徒たち 。
まだ地上の学校に慣れていないまなかたちも 、どうにかクラスメイトたちと仲良くやれるようになってきた 。
「 今日はタイム測るぞ 」 という先生のひと言に生徒たちから不満の声があがる中 、光は紡にライバル心を燃やす 。
しかし海とは違う感覚 、また紡が予想以上に速かったことに動揺した光は 、焦って足先を飛び込み台の壁にぶつけて
爪を剥がしてしまう 。
光の動きが突然乱れたことに気がついたまなかは 、水中を漂う一筋の血を見た瞬間 、プールに飛び込んでいた 。 〜
さて 、プール授業という設定からお話が入った訳ですが 、「 ちさき 」 は男子連中から人気があるようですね 。
ところで 、女子がスモックのようなものを羽織ってますが 、最近の中学生はこんな習慣があるんでしょうか 。
私は中学も高校もプールがない学校に行ってたんで 、こういうシチュエーションは見たことがないんですよ 。
小学生の時は4年生くらいまでは男女が同じ教室で着替えていたような記憶がありますね 。
アホな男子がフリチンで歩くと 、女子達がキャーキャー言って騒いでいたような覚えがありますよ 。
案の定 「 光 」 が 「 紡 」 を挑発してのクロール対決となりましたけど 、どうも水中と違って勝手が掴めないようです。
しかも 「 まなか 」 を意識し過ぎての 「 わき見遊泳 」 でスタート台に衝突 。
咄嗟に飛び込む 「 まなか 」 でしたが 、それを呆然と見る 「 ちさき 」 の姿が 。
「 光 」 は爪を負傷してしまって 、「 まなか 」 が 保健室に連れていく事になったのだけど 、「 ちさき 」 は次に泳ぐと言って 一緒に行こうとはせず ・・・・・ 。
「 紡 」 に負けてしまった情けなさ 、そして 「 光 」 が 「 まなか 」 を女として意識する象徴的なアングルのように思えます 。
さて 、陸の女の子から好かれちゃった 「 要 」 みたいですが 、小学生2人も取り込んでのお女子様の作り直させ工作とは なかなかジゴロなのです 。 笑
何とか海人と陸人のわだかまりも クラスの中では解けてきたみたいで 。
「 美海 」 はもしかしたら兄になるかもしれない 「 光 」 を意識してるんでしょうかね 。
しかし相変わらず 「 ちさき 」 は 郵便局に用があると言って 「 光 」 と 「 まなか 」 を避けるように退室 。
「 ちさき 」 は 「 まなか 」 が 、ちさき と 光 を無理にセッティングさせることは余計なお節介だと言わんばかりの修羅場になっちゃいました 。
「 ちさき 」 は あの時咄嗟に行動を起こせなかった自分を悔いているのか 、あるいは 「 まなか 」 を恨んでいるのか 、複雑な心境のようで 。
「 紡 」 の悩み相談室 。
どうやら 「 まなか 」 は子供の頃グズグズしてて 巴日 を見損なったらしい 。
「 ちさき 」 の 「 自分がイイと思ったものを自分がイイと思った連中と一緒に見たい 。 」 という願いが果たされなかったので 、「 まなか 」 に対して激怒しちゃったみたいです 。
そんな 「 まなか 」 が記憶に耽っていると 突然そこに 「 巴日 」 が現れましたね 。
「 ずっと一緒がいい 。」 とこのまま変わらない事を望む 「 ちさき 」 ですが 、自分たちの関係が徐々に変わってきてしまっている事や大人になることへの恐れを感じているのかも知れません 。
でも取り敢えずは 「 巴日 」 が修復してくれた「 ちさき 」 と 「 まなか 」 の仲といったでしょうか 。
それにしてもの P . A .WORKS 面目躍如といった感じの美しい巴日描写でした 。
「 ちさき 」 も微妙なお年頃 、4人の中ではいちばん精神年齢も高そうだし 、この先 「 ちさき 」 絡みのトラブルがまだまだ勃発しそうですね。
今回は台詞がかなりアッサリしていてかつ観念的だったのですが 、脚本が別の方(
横手美智子さん)だったのか 。
なるほど納得 。
で 、次回はまた 「 あかり 」 絡みのドロドロ岡田脚本なのかな 。
はなはだ不安 。(^_^;)

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