「あの夏で待ってる」 第9話
「イチカ」は宇宙人であることを白状しちゃいましたか、しかもメンバー全員に・・・・・。
前回の引き間際の急展開に今回こそはと期待したんですが、何だかまた月並みな恋愛劇に戻っちゃいましたね。
何の意外性も捻りもない展開は既視感が強く、強いて面白いところを探そうと思っても苦労します。
一時代を築いたさしもの黒田脚本も衰えを隠しきれないか・・・・・ ? むしろ才能の枯渇さえ感じてしまう。
これが90年代後半から00年代初頭にかけてアニメ界に新風を吹き込んだ、というか異端児だった黒田氏の作品なのか、もう黒田氏は駄目なんじゃぁ・・・・・?
と、ここまで書いては極論だが、やはり脚本の「手抜き」感は否めないのが正直なところ。
「海人」を思う者同志としての「イチカ」と「柑菜」の対峙場面も見せ場としては考えたんだろうけど、何だか安っぽい演出で感情移入はできませんでしたね。
「シラケ」に近いものを感じてしまいました。
「ある場所」探しに拘るのは自分の気持ちからの逃げなんじゃないか・・・・・。
「海人」は「檸檬」に、「イチカ」は「柑菜」に意見されての告白、そして両思いになりましたが、今まで2人の間にはこれといって「ここに惹かれた」、「ここが好き」とかいったドラマもなかったし、デートさえしたことはなかったから、今ひとつ説得力に欠ける感じ。
さらにオイシイところをいつも「柑菜」が持っていってしまうので、「イチカ」の影が薄いのは相変わらずですね。
1週限りのラブラブ展開で連盟からの調査員がやって来て「イチカ」は強制帰還、『「柑菜」さん、「海人」くんをお願いね・・・・・。』なんてことになったらブラウン管を壊したくなるかも。(^_^;)
第9話 「せんぱい」
先ほど起きた思わぬ出来事によって、イチカは海人達を自分の宇宙船内に招き、自分が宇宙人であること、
自分の記憶の中にある場所を探しに来たことを告白する。
突然のことに驚く一同だったが、申し訳なさそうなイチカを励まし、この事実を誰にも言わないことを約束する。
しかしそんなイチカに残された時間は…。
matteru 9 投稿者 lovemyanimenet

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