魔法のエンジェル スイートミント 視聴完了
何日か前に話題にした「 魔法のエンジェル スイートミント 」ですが、連休中も含めてこの一週間で全47話視聴征服しました。(^_^)v
いやー、まぁ、いろいろと、微妙なところは多かったけれど、逆の意味での奇特な「 魔女っ子アニメ 」として実に楽しめましたね。
(^_^)
私がこの作品で最高にハマッタ点、それは個人差もあるでしょうが、声の役も含めてその「 ミント 」のまことにアッサリした清潔なキャラクタースタイルとデザイン、これが最高のツボでしたね。
私が知る限りの「 魔女っ娘 」というのは、たとえば幼女( ロリ )臭が強かったり、バタ臭かったり、ミルクっぽかったり ( →これら3つはぴえろ魔法少女達の特徴。 )、怒りっぽかったり( サリー )、おセンチだったり( アッコ )、お転婆だったり( メグ )と、かなり個性が強いと言うか、悪く言えばクセの強いキャラクターが多いのだけれど、このツインテールの王女様「 ミント 」に関してはそういったところが少しもなく、無味無臭の魅力というか、クセのないアッサリさっぱり味の魅力がたまりません。(笑)
また、こんなホームベース形の顔キャラを持つ魔女っ娘も珍しい。
「 12歳」 という幼な過ぎず、また変にスレてもいなにという年齢設定もミソでしたね。
これは脇役の「 プラム 」や「 ナッツ 」にも言えることで、「 プラム 」に関して言えば爽やかでおっちょこちょいなひょうきん者、「 ナッツ 」に関して言えば、おっとりとした清潔な美少女というキャラクタースタイルとデザインも、個人的には好感度はMAX。
それに登場する他の女の子や男の子もアクのないすっきりしたキャラクターデザインで、特に女の子達のクオリティの高さは半端ではなかったように思いますね。
「 ♪ わたしミント ♪ 12さい ♪ 魔法のエンジェル ♪ 」という主題歌も口ずさみ易くて、親しみの持てる曲想でこれまたナイスでした。
「 ミント 」の変身シーンの後期バージョン。
変身シーンに限らず、この見えそうで見えない赤のミニスカやピンクのベスト、白ブーツといったファッションセンスの良さにもそそられましたねぇ。
反面、お話の方は、それなりに面白いとは言うものの、
『 ミントの住む魔法の国では王位継承のしきたりとして、12歳になると人間界の困っている人たちに幸せの種を蒔き、魔法の国の虹色の谷の花々の色を取り戻していく「 魔法のエンジェル 」として、修行に行かなくてはならない掟がある。』
という命題があるのにも拘わらず、脚本が一人歩き ? をしていると言うか、日常的・メルヘン的な逸話が多く、『 「 しあわせショップ 」から幸福の種を蒔く 』 という設定が忘れ去られているような展開にもなっていて、また、駄脚本回が少なからずあったのも事実。
また、冗談にならないくらい作画が酷い回があったのも問題でしたね。
特にこの「 田中 良 」という人が作画監督の回は顔のつくりが他の回とまるきり違って別人のよう・・・・・。
「プラム」と「ナッツ」の顔崩れも酷かった。
加えて、「 ミント 」や「 プラム 」、「 ナッツ 」に関しては「 12歳 」というだけで、学校生活を描いたパートなどは全然ないから小学6年なのか中学1年なのかわからないし、学園生活での友情や恋愛がストーリーに大きな鍵を持つ「 東映 」の魔女っ娘シリーズとは話作りのスタンスがまるきり違っていました。
結局、「 東映 」の魔女っ娘シリーズのような「 人や魔女の生き様に鋭く迫る 」とか、「 魔法を使わなければ人の命にかかわるといった場面で、肝心の魔法が使えない ! 」
とかいったシリアスな内容や強い感動には極めて乏しいから、当時の子供達の記憶にはあまり残らない作品になってしまったのでしょう。
当作品DBの数少なく、また極めて短い評価の、「 主題歌は楽しかったけれど、内容をよく覚えていない。 」 というのは実は的を得た評価なのではないかと。
とは言え、まぁ、「 重くて暗いものを極力描かない。」というポリシーがあったのかないのかは知りませんが、この淡泊なアッサリさっぱり感、悪く言えば内容の薄さこそがこの作品の持ち味なんでしょう。
それでも、大きすぎるお友達が目と心の保養のために見るにはまことに心地良いアニメなのでありました。
深夜アニメ族のオニーサン方も時にはこんな作品で癒されてみては如何 ? でしょうかね。
「 You Tube 」にあった動画をこちらにまとめました。
もとより違法動画なので、いつ消されちゃうかわかりませんのでご視聴と保存はお早めに。
但し、24動画を1ページに詰め込んでありますので強烈に重いです。
ご了承の程を。
http://harikyu.blog2.fc2.com/blog-entry-93.html

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