恋愛ラボ 第13話 ( 最終回 ) 「 その手を重ねて 」
やっぱり 「 リコ 」 と 「 マキ 」 の友情譚でまとめてきましたね 、「 恋愛ラボ 」 の最終話 。
いろいろと紆余曲折もあったけど 、とうとう嘘を告白しちゃいました 。
「 リコ 」 にとっては長い長いイバラの道だったようだけれども ・・・・・ ね 。 (^_^)
〜 マキがおかしな挙動を繰り返し 、さらに恋愛研究を控えようと言い出した 。
リコは 、自分のウソがバレたのではないかと気になるが 、確かめることができない 。
リコとマキの微妙な空気にエノとスズも不安な様子 。
リコはサヨを相手に 、マキにウソを打ち明ける練習をするのだが 、煮え切らないリコについにサヨは檄を飛ばす … 〜
キッカケを作ったのは第3の男子クンでしたか 。
「 ナギ 」 君も良い仕事はしていましたが 、結局はイイ奴止まりで報われませんでしたな 。
原作の方ではこの後 「 リコ 」 との関係はどうなっているんでしょうか ?
「 一緒にいろんな経験をして 、同じ目線で悩んだりできる 」 ・・・・・ 。
こういう女の子の友情ってのは男の子の私にはよくわからないのですが 、イイもんですよね 〜 。
かくして 「 リコ 」 と 「 マキ 」 の深い絆が成立となりました ・・・・・ 。
気分も一新 、また生徒会 & 新聞同好会協同で恋愛研究に打ち込めそうですね 。
・・・・・ さて、今回は最終回という事で レビューの方は軽く場面場面をピックアップするにとどめて 総括的に書いてみようと思いますが 、この 「 恋愛ラボ 」 、原作派の方には色々と不満もあったようですが 、アニメオンリー派として見る限り 「 恋愛を夢見る女子中学生達のお話 ・・・・・ 」 として楽しめましたね 。
何よりも中学生らしく 「 恋愛 」 に関しては実に無垢で初々しいところが新鮮でした 。
スタイルとしてはひと昔もふた昔も前から続く 少女恋愛ギャグ のパターンなんですが 、このスタイルは時代を超えて愛される と言う事を証明してくれた作品でもありましたね 。
本作は 萌え も お色気 もない至って健全な作品で 、いわゆる 「 日常系 」 とも違いますが 、最近はこんなアニメがなかったから 却って新鮮に感じたのかもしれません 。
本作のいちばんの見どころは お嬢様である 「 マキ 」 の天然ボケと 、それとは対照的に大衆的な活発少女の 「 リコ 」のツッコミにあると思いますが 、この2人を含めた5人のキャラクター達も可愛かったですね 。
「 ナギ 」 と「 ヤン 」 男子2人もなかなか良いスタンスで味がありました 。
特に 「 リコ 」 のキャラクターについて言わせてもらいますと 、アニメにおける女子中学生のキャラというのは幼女風から熟女風まで まったくの千差万別で 、本当に雲霞の如くにキャラクター設定が存在するのだけれど 、実のところやっぱりどれもが2次元世界の非現実的な女の子ばかりな訳でして 。
ところが30年来民間教育現場で女子中学生に接してきた自分には 「 リコ 」 のこの容姿といい 喜怒哀楽のはげしい性格といい 実に 「 居そう 」 な女の子なんですよ 。
そこが大いに親しみも感じたし 、可愛くもありましね 。
ただ 、自分が播いた種とはいえ 、終始ストレスに晒されていたのは可哀想ではありましたが 。
他には 「 マキ 」 の天然っぷり可愛さは言うに及ばずといったところですが 、「 エノ 」 に関してもいい素養がありながらあまりインパクトのある役割がなく 、動かしようによってはもっともっと楽しいキャラになったのになぁ 、と思うとちょっと残念でしたね 。
どうして 「 リコ 」 が 「 ナギ 」をフッたのかなど未解明の部分もあるので、2期を期待する声もあるようですが ひとまず綺麗に終わったし 、続編は特に必要ないかな 。
と言う事で 、本作は傑作とはいかないまでも 時々は「 リコ 」 と 「 マキ 」 の絡みがもう一度見たくなって録画を取り出してしまう ・・・・・ 。
そんなほのぼのとしたスタンスのアニメだったと思います 。

1