「FIFAコンフェデレーションズカップドイツ2005 ブラジル戦」
サッカー日本代表
グループリーグ突破のためには勝たなくてならないこの試合。
相手はジーコ監督の母国ブラジル。
日本は前の試合でいい感触を得た4−4−2の布陣で攻撃的に行きます。
ブラジルボールでキックオフで始まったこの試合、前半4分にいきなり日本にビッグチャンス。
小笠原からのスルーパスで加地が抜け出しシュート。
このシュートは見事ブラジルゴールに突き刺さるも判定は残念ながらオフサイド。
これでブラジルの目が覚めたのか、試合は圧倒的ブラジルペース。
前半10分にはロナウジーニョが自陣からの突破し田中、三都主VSロナウジーニョ、ロビーニョの2対2へ。
三都主のまずい守備もあってロナウジーニョからのスルーパスをロビーニョがきっちり決め日本失点。
この後ブラジルはペースを落とすも試合はブラジルペース。
とにかく中盤でのパス回しが早く、日本は翻弄されっぱなしといった印象。
そんな劣勢の中、センターサークル近くで得たフリーキックを中田が福西へ素早いリスタート。
これを中村へと繋ぎ、約25mの位置から豪快に左足を降りぬきミドルシュート。
これが見事にブラジルゴールに突き刺さる同点弾。
これで勢いがついた日本とはいかず、試合はやっぱりブラジルペース。
前半32分、ペナルティーエリア手前までカカがドリブルで進み、左のロビーニョにパス。
ロビーニョは中央へパスを折り返し走り込んできたロナウジーニョが右足で軽く合わせゴール左に突き刺さる。
日本またも1点ビハインド。
前半は1−2で終了。
後半開始日本は動きの悪い玉田、小笠原に代えて大黒、中田浩を投入。
代わって入った大黒は動きも切れていて、立て続けにチャンスを演出。
ブラジルはペースを落としているのか、しばらく日本の時間が続きますが得点は奪えず。
もう1点もやれない日本、川口の顔面ブロックなどもあって得点を許しません。
試合は進んでいって後半終了間際の43分。
日本はゴール中央やや右で得たFK、キッカーはもちろん中村。
中村は直接シュート。
これは惜しくも右ポストにはじかれますが、これを大黒が押し込み日本同点。
しかし試合はこのまま終了。
ブラジル相手に引き分けと善戦しましたが、得失点差でブラジルに敗れグループリーグ敗退。
この試合負けましたが日本の可能性を感じさせる試合となりました。
それだけに悔やまれるのがジーコ監督。
相変わらずの迷選手器用ぶりで、日本の実力の半分ほどしか発揮出来てないんですよね。
この大会で評価が上がったみたいですけれど、それは全て選手のおかげ。
あれだったら誰が監督やっても変わりません。
まあギリシア戦はあと3、4点は取れていたはずなので、それをきっちり決めていれば得失点差で敗退という事にはならなかったんですけどね。
この大会で大黒が使えるとジーコ監督に認識させたのは大きかったですね。
これがきっかけで先発起用となればそれが唯一の収穫といったところでしょうか。
それと4バックで行くなら宮本ははずしたほうがいいですね。
元々ミスがあるし、フィジカルも強いわけではない選手。
3バックでのラインコントロールが生命線なんですけど、4バックでやるなら他の選手がいいと思いますけど。
まあジーコ監督のお気に入りだからよほどの事がない限りはずさないんだろうな。

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