2006/6/2

絵本  

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実は、先日の中国出張で、思わぬ掘り出しものを見つけました。
台湾の作家、幾米(じみー)さんの絵本です。
向こうで普通に売っているものを“掘り出しもの”と呼ぶのもおかしな話ですが、原書は日本ではなかなか手に入らないので、僕にとっては一大事なのです。

掘り出した場所は中国本土ではなく、繁体中国語圏の香港。

僕の出張先は広東省の片田舎なので、行きも帰りも香港を経由します。
行きは時間がなく、空港から出ている連絡船で直接中国本土に入ったのですが、帰りは少し余裕があり、一度香港の街へ出ることに。
中国側の福永(ぷーよん←ひらがなで書くとヘンですね)からターボジェットと呼ばれる高速船に乗り、九龍(かおるーん)の港で香港入国。
そこから地下のターミナルへ降り、タクシーに乗って機場快線(空港連絡線)の駅まで行くのですが、この日はお昼を食べるつもりだったので、そのままふらふらと街に出てみました。
そして、道にせり出した香港名物の文字看板を眺めながら港の近くをぐるりと歩いた後、前々から欲しかった華南地区のローカルな地図を買っておこうと思い、近くの本屋さんへ。

PAGE ONEという、ハーバーシティの中の、洋書を扱っている洒落たお店です。
入り口を入ると、そのまま奥へと奥へと書架が続いており、面白そうな本がたくさん並んでいて思わず頬が緩みます。
反対側の入り口近くにあった地図を手に取ったところで、ふと思いついて店員さんに尋ねたところ、やっぱりありました、幾米さんの絵本。
しかもかなりの数の作品が揃っています。
仕事で台湾に行かなくなってから手に入れそびれていた分を、カード一括で嬉々として買い込んでしまいました : )
お店のお姉さんが心配して、英語じゃなくて中国語ですよと教えてくれましたが、その点は大丈夫。
もちろん中国語がわかるからという意味じゃなくて(笑)、原書だというところが僕にとって大事なのです。

幾米さんは台湾の方なので、原書は繁体字で書かれています。
中国語ができない人間にとって、中国で使われている簡体字を理解するのは大変です。
「广(まだれ)」だけで「廣」だとか、「机」が「機」だとか、「谷」が「穀」なんてそんなの読み方が一緒なだけじゃん!とか、ホントにもうエライことになってます。
でも、日本の漢字に近い繁体字で綴られた文章は、その字面を眺めていると、書いてある内容のイメージがあたまの中に浮かんでくるんですね。
日本では見かけない漢字でも、偏や旁(つくり)や冠をひとつひとつ見ていくと、読み方や意味がひらめいたりして、そうした曖昧な読み方しかできないところがまた右脳を心地よく刺激してくれます。
以前、台湾人の友人が、「簡体字は漢字が持っている“Story”をなくしてしまった」と言ってましたが、なるほどそうかもしれないなと。
繁体字には、その文字が創られるまでの物語が、偏や旁の中に残っているというわけです。
添えられた言葉の、途切れ途切れになんとなく分かるその意味をあたまの中で整理し想像力で補いながら、日々世の中の不思議や不条理に驚き悩む子供たちを優しく見つめる幾米さんの絵に触れるときの感覚は、僕の周りに在るいろんなものや出来事の“仕組み”や“理由”を考える楽しさに似ています。

“そういうことか!”と、ひとりほくそ笑みながら本を眺める姿は、あまりよそ様にお見せできるものではありませんが(笑)

本日の一枚
香港でお昼を食べました。
広東路沿いの“糖朝”というお店です。
ここはデザートがおいしいことで日本でも有名らしく、この日も隣の席は、運ばれてくるスウィーツを一品ずつデジカメに収めては幸せそうに頬張っている若い日本人女性ご一行様。
おいしそうだなー
僕はごはんメインだったので、お粥と麻婆茄子を注文しました。
中国本土で食べた料理に比べるとクセもなく上品で、“日本人の好きな中華”という感じ。
ちょっと辛さが足りないですかね。 ←麻痺

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2006/6/2  23:04

投稿者:アズミノペンギンドー

こんにちはMARIAさん
> 藍い石なんですね
そう、そして「世界六ヵ国語版同時発刊」です!(笑)
なぜか英語の“ブルー・ストーン”というタイトルで邦訳も出ていますので、もし見かけたら手にとってみてください。

EMはデザインがとても気に入っています。
眺めていて飽きませんね。
この週末、久しぶりにフィルムを入れるつもりです。

2006/6/2  15:06

投稿者:MARIA

藍い石なんですね
あ、NIKONのEM(*^_^*)

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