(神無月壱拾六日) 新嘗祭  社会

この3連休の構成を考えると、金曜日が勤労感謝の日であったからだ。アメリカの感謝祭の日本版という意識のある若者もいるかもしれないが、この日は天皇家の行事である新嘗祭の日である。米軍占領下の1948年に無理矢理その日をもって「勤労感謝の日」と定めたにすぎぬとはいえ、古来より農民とお天道(てんとう)様に感謝する日であり続けてきたことに変わりはない。ただ、1948年当時は働き手の9割が農民であり、この60年間の変化は実に驚くべきものだ。「今の状態がいつまでも続く」と考える愚かさについて肝に銘じたいと思う。このあたりを政治が一番考えなければならない。

法律(祝日法)によれば、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」とされている。我々が相互に、という意味である。ここは法律にいちゃもんをつけたり、GHQに対する恨み節をついたところで仕方がない。ここはひとつ人に感謝するという当たり前のことを当たり前に言える人間になりたい。

働かないといって人を卑下することは簡単だが、言われたほうがそれに恨みを持つ場合が多い。犯罪なんて些細な言葉が増幅され、普通の状態でない精神状態が悪魔の引き金を引いてしまう。二日前だが、「働いている人」に感謝する日ではなく、実り豊かな秋をともに感謝する日でありたいと願う次第である。
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