(卯月廿壱日) 過剰報道  社会

情報を全て得る立場にないので、無責任な発言となるかもしれないが、今回の山梨県内の裁判所女性職員に対するストーカー規制法違反容疑逮捕事件に関するマスコミ報道は人権侵害に相当するのではないかと思っている。たとえば日経新聞はこう報じた。

《山梨県警は21日、裁判所職員の女性に面会を迫るメールを送ったとし××××容疑者(55)=写真=を逮捕した。調べによると、××容疑者は甲府地、家裁××支部長だった2月19日ごろから3月19日ごろまでの間、好意を持っていた山梨県内の裁判所職員の20代の女性に、「今度いつ会えるかなぁ」「今晩は何してるの?」などと面会を迫るメールを10数回送った疑い。県警によると、××容疑者は既婚者で、山梨県内外のインターネットカフェのパソコンからフリーメールを使い、女性の携帯電話にメールを送っていたという。》

これで送検できるかは微妙であり(ストーカー規制法は、恋愛感情やその裏返しとしての怨恨があったことを要件にしているため)そして、一ヶ月に10数回のメールで逮捕されるのか、という疑問が一切湧かない記者の神経を心配する。そもそも他人の人生を破壊してもなんとも思わない記事の群れが垂れ流されている現状には憂慮するばかりだ。

裁判官としての資質として批判すべきことは批判すべきだが、これまで裁判官批判について黙っておいて、この一連の報道は度を過ぎている。裁判員制度が間近に迫っているからと言って、何でも官をクサしておけば良いというのはおかしいのではないか。正常な判断を逸脱しているとしか思えない。
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