(葉月廿六日) 市場原理主義の終焉  金融

今回の金融恐慌の原因は何かと問われれば、ほとんどの人がサブプライム問題でありCDSであるというだろう。しかし、鳥の目で見てみれば、今回の原因は基本的にウォール街モデルの中核である、デリバティブといういわば大量破壊兵器の炸裂によるものである。しかし、震源の米国内ではそういう見方はWSJ紙などを見ていても全く見られない。グリーンスパンをはじめ、市場原理至上主義の立場をとる要人たちがデリバティブを擁護し、その発展を後押ししてきたからであろう。80年代からのノーベル経済学賞の受賞者の多くが、デリバティブ理論を評価されたものだ。

日本でも日経新聞がこの市場原理主義の論陣を張り、グリーンスパンを英雄視してきた。でもこの市場原理主義は死を迎えたのである。この深淵を理解しなくては今回の問題は解けないだろう。

共和党のマケイン大統領候補はレーガン革命以来の共和党保守派が進めてきた金融規制撤廃、市場原理至上主義が今回の危機をもたらしたと述べた。一匹狼のマケインらしいが、政府による金融機関救済についてはどう判断するのだろうか。オバマが市場介入に理解を示しているだけにこれは大統領選挙の分水嶺になるのではないか。
0




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ