(葉月廿九日) We shall Return  スポーツ

今季限りで51年の歴史に幕を下ろす広島市民球場で今日公式戦最終試合・広島カープ対ヤクルトスワローズ戦が行われた。原爆の惨禍からの「復興の象徴」として市民に親しまれた球場。「市民球場」と呼ばれ、世界の王のホールラン記録では多大な寄与をした。確かに小さいし狭い。今年で終わりということもあり、外野のプラスティックの椅子は、試合前の打撃練習の打球で割れることも少なくない。そんな空席など一つもない真っ赤に染まったスタジアムの応援を受けて、先発した20歳の前田健太が8勝目をあげ、8回裏の攻撃では全盛期の主力だった前田智徳や緒方が代打で登場するなど、ブラウン監督も粋な采配だった。

1975年昭和50年の初優勝の平和通のパレードは、その後のGWのフラワー・フェスティバルの原型になった。あのとき細かった山本浩二の嬉し泣きを忘れられないし、一勝もできなかった初めての日本シリーズ。江夏の活躍した連続日本一、西武に世紀の大逆転を許したが、三冠王ブーマーを封じ、三度目の日本一に輝いた栄光など、51年の歴史を語ることは尽きない。

つめかけた大勢のファンは、試合終了後も途切れることのない歓声を送って名残を惜しみ、球場を訪れた観客は今季最多の30609人。中日との熾烈なCS争いに勝ってもセリーグチャンピオンにならない限り、市民球場での試合はない。だからこそファンは必ず帰ってくるというプラカードを掲げていたのだと思う。

阪神や読売のように金にあかして他球団の有力選手や実績のある外国人選手を獲得せずにリーグチャンピオンになれば、これほど痛快なことはない。可能性は低いが、日本一熱いファンがついている。頑張れ!カープ!
0




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ