(如月壱日) 危機的状況  経済

財務省が発表した1月の貿易統計をみて愕然とした。単月の赤字9526億円というのは記憶にない数字である。これで4ヶ月連続の赤字であり、対米の貿易黒字額も1328億円と75.3%の減少となっている。もともと、1月は製造業が正月休みで輸出額が減少しやすいし、今年は中国の旧正月が1月から始まったので、赤字になるとは予想されていた。しかし、自動車が66.1%減、電子部品52.8%減、自動車部品51.8%減と半分以下になり、機械が40.8%減、化学製品47%減、鉄鋼21.3%減となり、好調だった船舶も3.6%減となっている。

この1兆円近い貿易赤字で経常収支の赤字であろうし、これでは鉱工業生産も2桁のマイナス成長が続くのではないか。30年近く輸出型製造業におんぶにだっこ状態だった歪みが一気に日本経済を崩壊させようとしている。リーマンショック以降、日本は他国に比べてましという意見も多かったが、2009年になって日本経済の落ち込みが世界に比べてひどいのは、この産業構造にあるのは言うまでもない。

引っ張ってきた輸出産業が円高と世界景気の後退に直撃され、発展途上国との競争激化から逃れるために高級品にシフトしていただけに、消費不振の嵐をまともに食らっているのだ。構造調整は待ったなしである。
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