(如月参日) ニッポン復活  スポーツ

複合ニッポンが復活した。実に14年ぶりの金メダルである。萩原健司、河野を中心とした1990年代前半の活躍を覚えている人も多いだろう。今回の劇的な勝利の裏には、エース高橋を団体メンバーから外すという決断があった。前半のジャンプを終わって5位から逆転というのは、従来の常識を完全に覆したものである。ここ10年以上特に長野五輪以降低迷が続いていたが、辛抱して若手育成に賭けていた。その結果、距離に強い選手が若い頃から世界で揉まれてきた。

初めて金メダルを獲得したアルベールビル五輪でも、当時エース格の阿部雅司をメンバーから外した。これに対して荻原など出場選手には「オレがやらなきゃ」という強い気持ちがあったという。外された高橋も優勝はうれしいが、自分がメンバーにいない優勝だけに悔しい思いが強いだろう。

2位ドイツとタイム差なしの史上まれに見る激戦を制したニッポンだが、運が味方した面もある。フィンランドはW杯総合1位のコイブランタが発熱で出場できず、今大会2冠のロドウィック擁する米国は1走が失格するアクシデントがあった。また、ワックス技術の成功という運も重なった。メンバーの一人である小林は「少し浮かれてまた気持ちを切り替えたい。五輪で結果を出す」と力強い。高橋もこれをきっかけに奮起するだろう。バンクーバーが楽しみである。

0




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ