(水無月八日) 介護認定  社会

厚生労働省は介護保険の要介護認定で、4月に導入した新しい認定基準を修正することを決めた。介護保険の新しい要介護認定マニュアルで、寝たきりでも「自立」とされ、口から食べられず、静脈に栄養補給を受けていても「自立」となっているケースがあり、非難を受けた厚労省が現状を調査して、修正するということだ。

今回の要介護認定状況の結果(第一次集計)によれば、全国の自治体で4〜5月に審査した要介護認定更新申請者は約3割が前回より軽度に判定された。懸念された通り、要介護度が旧基準より軽く判定される人数が大きく増えたわけだ。もっとも、今回「二次判定で希望すれば更新前の認定区分を継続できる経過措置を適用したため、軽度認定された申請者の多くが前回と同じになっている。

よって、実際の影響は経過措置の受けられない新規申請者にしわ寄せされる。4〜5月に審査した新規申請者約6万人のうち「自立」と認定されたの5.0%。前年同期は2.4%だから要介護認定基準は2倍厳しくなったということになる。

新聞記事によれば、この厳しくなった認定基準を元に戻すと書かれているが、検討会での議論を見ていると異なる。今回の修正は、要介護認定のばらつきの是正が主目的だったが、認定項目によっては自治体間で選択率のばらつきが大きくなってしまった。この認定のための定義があいまいで、自治体や担当者の主観や意図や仕事の質で大きくぶれるようになったのだ。

10月から修正するのは、調査項目関連の定義の修正を行ってばらつきを減らすことだ。根本的な事は何も変わってはいないというわけ。
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