(霜月壱拾弐日) だんだん  プライベート

NHKが満を持して放映している「坂の上の雲」。評判は上々でさすがにカネをかけただけはあるドラマである。明治という日本が新興国だった時代を、ある意味描いているおり、現代の日本人が忘れている志を思い起こさせるのであろう。ツイッターでも感銘、感動するつぶやきが目立つ。

私の故郷は愛媛であり、秋山兄弟や子規は親しみ深い。ドラマでよく出てくる屋根のある橋は内子町にあるものだし、愚妻の里でもある江田島の海上自衛隊術科学校の建物もよく見た風景である。でもこのドラマで私が一番印象深いのは、秋山真之役の本木や子規役の香川が発する「だんだん」という言葉である。歴史物だけに伊予言葉がちりばめられているが、この「だんだん」ほど、伊予を思い出す言葉はない。素直に「だんだん」といえなくなって、今年が過ぎようとしている。

人生には試練があり、それを超えなくては人間としての価値がないのは十分理解しているつもりである。でも人間、何かといえば愚痴が出るし、他人のせいにしたがるものである。こころから「だんだん」といえるように早くなりたいものである。
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