(睦月廿参日 下弦) 勝間和代現象を読み解く  読書

日垣隆著 大和書房

A5版サイズの94ページの本は時間の遅い私でも一時間ぐらいで読めるので風呂で汗を流しながら読んだ。確かに湿気が本には悪いだろうが、買った本は余程の事がない限りブックオフに出さない私には関係ない。読後感想としては、カツマー現象は女性のビジネス書というのが少なかったのと、ある意味正直に生きている彼女が新鮮であったことではないか。

そもそも彼女だけでなく自己啓発書というのは、マインドコントロール的なところがあり、いわば新興宗教入門というところもあって、熱心な信者を生み出すものである。たしかに19歳で公認会計士に合格し、その後の外資系のキャリアであれば年収は10倍以上になっているだろうし、離婚二回というハンディはともかく世の女性には羨望の的である。彼女がすごいのは、これは著者も指摘しているが、他人がしていることで、これは、というものをいち早く取り入れている事である。この行動力は見習うべきである。文句言うより一回やってみなはれ、である。

ただ子育てを投資と認定していることには嫌悪感を抱く。子育てというのは別に見返りを期待するものではないだろう。投資と云うにはリターンはそもそもゼロというのは成り立たない。だから著者が言うように別れた旦那をぼろくそに云うのは、子供たちには可哀想である。彼女らはその血を継承しているのだから。

メルマガなどの編集という気もするので少々重なる記述があるのは残念だ。しかし肯定7割懐疑2割否定1割という理想的な本のように思う。世のカツマー現象を鳥の目で見るにはいい本である。
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