(如月壱拾四日) トルコ株  金融

週明けで新聞を整理していたら、25日の日経夕刊の「World markets」でトルコ株が取り上げられていた。内容は2008年から続けてきたIMFとの融資枠設定交渉を中断したというニュースである。なにせあのギリシャの隣、中東との関係もあって、思い切った投資は難しいという人も多いだろう。昔のトルコ・リラのイメージもひどかったしね。

どんなに株が上がろうが、あれだけ為替で売られれば話にならなかった。数年前はBRIC人気のNextとして注目され、ややバブった時もあったが、リーマンショック以降は他国と同じようにめろめろとなり、最近は息を吹き返しつつある。

トルコに関してはこの記事で注目したというのではなく、2月19日のS&Pによる対外債務の格上げである。格下げちゃいますよ、格上げ!実は先週ポルトガルを格下げしたフィッチもトルコを12月末に格上げしているし、1月にはムーディーズも格上げし、3機関揃ってBBクラスとなった。S&PはBB-から引き上げたばかりでなく、先行きについてもポジティブアウトルックにしているのである。

一般の見方では南欧諸国だけでなくイギリスの財政も問題視されるときになぜ?という声は大きいだろう。投資リターンは投資家の認識と実情の間のギャップが大きいところにあるのだから、これはなかなか面白いのではないか。トルコは世界的な株価上昇にもかかわらず、予想PERは10倍を切るぐらいの割安感がある。さらに海外からの資金に一喜一憂するギリシャと違って、中銀の指導もあってか、新興国ではダントツの高自己資本比率を誇る金融機関が支えになっているのである。この体力は魅力で、今後のトルコ経済の高成長が期待できるのである。

そもそもトルコは資源らしい資源がない。まるで日本と同じである。日本の高度成長期と同じような軌跡を描きそうなのは中国ではなく、私はトルコであると思う。
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