(皐月廿九日) 忘れやすい人々へ  政治

いよいよ明日は参議院選挙の投票日である。とはいえ最近は期日前投票が一般化しており、およそ10%程度はすでに投票済みである。こうしたところで出口調査をすれば、ある程度の傾向はつかめるものである。最近は直前まで形勢がより詳しく報じられるようになったのも、この期日前投票の影響は大きいし、大勢が途中で大きく変わることもなくなった。

今回は沖縄問題をはじめとする前政権のツケを隠そうとして、財務官僚の口車に乗った菅首相の消費税発言が一人歩きして、税負担のアレルギーというタブーに引っかかってしまい、民主党がかなり苦戦しそうである。まあ身から出た錆とでもいうものだ。直前のG8やG20で先進国の財政再建が叫ばれたにもかかわらず、日本は再建の期限について特例を認められたのは、1500兆円とも云われる個人金融資産だけでなく消費税アップを裏で約束したからだろう。

しかしこの国の民は本当に忘れやすい民族である。3年前の参議院選挙では何が争点になったかなどほとんど覚えられていない。時の総理も忘れられているかもしれない。正解は安倍政権であり、争点は年金問題だった。消えた年金などという衝撃的な言葉が飛び交ったのだが、社保庁のいい加減さも重なり自民党は大敗、安倍首相は体調を崩して1年で政権放棄、ここから悪夢のたらい回しが始まったのである。

参議院は一人区の勝敗がすべてとなる。まるでオセロゲームのようだ。前回は自民が大敗したが、今回はその逆となるのだろう。でも比例で第一党を獲得できるほど自民党が勢力を盛り返しているわけではない。昨年の総選挙で民主党に向かった浮動票は今回はみんなの党がその受け皿となるのだろう。でも民主と与党を組んでいる国民新党は旗色が悪い。予想では獲得議席はゼロの見方が多い。でもマスコミでよくいう特定郵便局長の団体は親族を含めればかなりの票田なのに、全く機能していない。不思議な政党である。
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