(葉月参日) 五 十 日  社会

5と10の日は銀行の窓口が混む日というのは特に大阪に転勤になった27年前に痛感した。商売の決済なんてそんなものかと若造君は思ったが、今日久しぶりに銀行の窓口に行ったら、相も変わらずの混み具合である。金曜日だったのも拍車をかけていたのかも知れない。

ネットバンキングがそこそこ発達しているが、この混雑はさほど変わらない。これは電子書籍を例に挙げればわかりやすいのではないか。巷では電子書籍に紙の本が今にもすぐ取って代わられるだの、挙げ句には2011年にはテレビや新聞が消滅するだの、大騒ぎしている狼少年ライターがあちこちに出没している。いずれ5年もせずに消えてゆくのだろうが(たとえば佐々木某とかね)、2011年にテレビや紙の新聞が残っていたらどんな言い訳をするのか今から楽しみである。でも今日の元厚労省局長の無罪判決のように誰も責任を負うわけでもないので、わあわあ言っても詮無いことである。しかし村木氏の無罪判決を伝えるマスコミの「手のひらを返す」報道ぶりは醜いなあ。

話はそれたが、電子書籍が一気に紙の本にならない理由は、惰性という楽しみ方の存在である。何気なくテレビを見、何気なく新聞を見ているはずであり、ニュースに一喜一憂するような奴は精神病院へ行った方がいいぐらい誰にも理解できるだろう。見ておれば、読んでおればとりあえず安心ということほど、心が安らぐものはない。それは今日でも分かるようになぜあんなに待たされるのに窓口で我慢しているかである。確かにネットバンキングで行えば窓口と同じことだろうが、自分ちのPCから現金は出てこないのだ。さらに行員から渡される通帳を見て確認して、不明な点があれば窓口のお姉ちゃんが応えてくれる。ATMはそんなことはしてくれないし、カードが違えば取り扱いできないのである。

システムが先走っても時間のある高齢者や専業主婦、それに私のような失業者は慌てることなく時間を過ごしているのである。それにこのくそ暑いなか、冷房の効いた銀行ほど気兼ねなく紙の本を読めるところはない。そんなにうるさくないしね、ははは。
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