(長月壱拾九日) CD不況  社会

日本レコード協会によると年次の音楽パッケージソフトの総生産金額のピークは1998年で6,075億円だったが、10年後の2008年には約半減の3,618億円にまで減少している。

理由としては、2つが直ぐ思いつく。
1)主ユーザーの10代の人口の減少
2)利用形態がCD視聴から、PCダウンロード経由の携帯音楽機器利用や着うたにシフトしたこと

だが、最も大きいのは若者の意識の変化ではないか。今「CD」が若者になんと呼ばれているかご存知だろうか。「マスター」だ。要はコピーの元という意味である。

誰かが新しいCDを得たら、クラス内外の知人友人に回覧される。回覧されたマスターは、iTunes等でPCに取り込まれると直ぐに次の人に直ぐに回される。一通り回覧されたらマスターは不要なので、BOOKOFFへ。昔は歌詞カードや写真が保有する理由だったが、今ではiPodに歌詞も入るし、写真はWEBにもっといいのが沢山ある。

CDは、たまれば部屋に巣食うゴミなので、無い方が良いのだ。音楽が好きな人なら沢山のCDを保有することになるが、「あれ聴きたい」という時にCDを探すのが大変だから、ほとんどの人がiTunes等で検索しているはずである。

着うたが割高なのに人気なのも理由がある。多くの10代の携帯料金は、家族分まとめられて親が一括して支払っている。子供の携帯料金明細に着うたダウンロード代とは書かれず、まとめて請求される。(当方経験済み)つまり、着うた料金は実質タダ。タダだからCD買うより安いのだ。

逆に若者の音楽視聴量は、街を歩けば半数以上の人がイヤホンしている(かくいう私のその一人)ことから、かつてなく大量の音楽が聴かれている。CD不況なのではなく、音楽産業のビジネスモデルが若者の行動変化に対応できずに陳腐化しているに過ぎないというわけである。
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