(長月廿四日) 顧客に近い経営者  経済

P&Gは世界最大の日用消費財メーカーで売上げは8兆円以上あり、従業員は約14万人いる世界屈指の大企業である。そのトップ経営者の行動は、「社用車に乗って秘書と共に動き、社内では広い個室に陣取り、会う人間は限られた種類の人たち」という、日本人が大企業経営者に対して抱く印象と大きく異なっている。

大企業トップつまりP&G最高経営責任者ボブ・マクドナルド氏自らが、新興国の消費者の自宅を訪問し、自分でその家に(自社商品に限らず)どんなモノがおいてあるかを調べて回っている。これが、たまたまの大名行列による視察(日本のトップが良くやっている)では無い事は、中国の上海の庶民の家を「まるでマツモトキヨシの店舗」という言葉で称していることで分かるだろう。

他の国の一般家庭も数多く訪問しているから、それとは異なる家庭内の状況という事を言いたいのだろう。マツモトキヨシという店舗名を出したことでマクドナルド氏は、同社の
商品を販売する小売業の店舗も数多く訪問していることが窺える。同氏の経営が、会議室での部下への指示による経営ではなく、「自社商品が売られ、使われる現場で、現物を見て、現実に合った指示をしている」経営ということだ。

「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」という青島刑事の台詞そのものの経営というわけである。花王もこの相手じゃしんどいはずである。
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