(長月廿七日 文化の日) 中国のポリネシア攻勢  政治

このほど中国は共産党中央高級幹部で閣僚級、外事弁公室副主任の杜起文氏をミクロネシア連邦の特使に任命した。中国のミクロネシアへの攻勢は露骨きわまる。2006年に正副大統領、議会議長と主席判事という三権の長に対し、それぞれの公邸を新築建造して引き渡している。今年に入っては中央行政庁舎を新築落成している。これは援助ではなく賄賂というか露骨な贈答攻勢である。

ミクロネシアはマーシャル諸島、パラオとともに戦後アメリカの信託統治領となっていた。その後独立したが、アメリカは諸国と同盟を結んでおり、いわば保護国として労働力は米本土と流出入が自由で、国防は米軍が担っている。さらにパラオとマーシャル諸島は台湾と正式関係を維持しており、これに対する中和策を行使したいのが中国の魂胆だろうか。太平洋の西半分は中国が面倒を見ると言った中国の軍関係者がいたのを思い出すばかりだ。

そもそも先の大戦前の四半世紀にわたり、これらの地域は日本の委託統治領であったし、独立後の初代大統領は日系人だった。一帯は太平洋戦争の日米両軍の死闘の場でもある。そこに堂々と乗り込んでくる中国の覇権主義。しかしこうした贈答行為は現地の住民を中国の味方につけやすい。援助攻勢を強めたパキスタンはアメリカよりも中国人気が増しつつある。

日本人には全く関心がないところで強かな中国は勢力を伸ばしているのだ。
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