(霜月壱拾壱日) 逆転のリコール請求  政治

名古屋市の市議会リコールが逆転裁定となった。日本の多くの選挙管理委員会は、期日前選挙のときに本人確認をいい加減にして、数多くの替え玉投票を放置してきたのに、名古屋市議会のリコールチェックに当っては全く逆の事をしていた。少しでも字が下手なら無効としたり、本人確認と称しながら無効となる回答を誘導する葉書を出したり、住所が書ききれなくて住所の番地までしか記入しなかったら無効にされたり、規則を曲げて審査期間を延長してリコール有効数が規定に達しないようにするなど異例の措置がなされたのである。

日本の法や条例は法で何が駄目かを厳密に書かずに、実際の運用にその解釈や運用を委ねている。裁量行政である。いわばまあまあと言う世界である。こうした実態は大学の法学部でも教えてくれないので、皆、社会に出て痛い目にあって学ぶことができる。タテマエでは法の目的は「正義の実現」だが、本音は為政者や役人等の行政執行者が自分の好きなようにするために法や条例はあるという方がいいだろう。

文句を言われても、「私どもは法の目的(もちろん建前の)に沿って、厳格に法を運用しています。」といえば良い。この間辞めた法務大臣のようにね。

この本音の法の目的に沿って法があることを改めて知らせてくれたのが、今回の名古屋騒動である。
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