(水無月壱拾九日) ETV特集  

語りが松浦亜弥という違和感はあったが、ネットの読者に女性が多かったのだろうか。それはともかく、昨日NHK教育で10時から放映された「オレを覚えていてほしい」というETV特集を見た人はどのくらいいるだろうか。

奥山貴宏。この日記で紹介した異色の作家である。2年前に肺がんを宣告され、この4月に33歳の生涯を終えたが、彼のBLOGには今も訪問者が絶えない。遺作となった「ヴァニシングポイント」は既に3刷を数えているらしい。無名の作家としては異色の数だろう。彼の自伝的なこの小説については、いろいろ感想もあるだろうが、本気で生きてきた男の人生というのはなかなか見られなくなった今、癌宣告という特殊な立場があるにせよ、奥山貴宏という男の生き方に現代の同世代の人々がこれほど関心を持つ理由はなぜか。

サイボーグと云われた母親が奥山の部屋を片付けている姿にはBLOG上のイメージといささか異なる感を抱いた。山形の町医者の夫人として、息子を暖かく見つめるごく普通の母親だった。この親にしてこの子息ありか。改めて合掌。
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