(神無月壱拾参日) 売るタイミング  

堅調だった日本株市場も出来高は先週から緩やかに減少しており、調整局面を迎えつつある。45億株という驚異的な出来高もさすがに冷静さをいささか失った現象ともいえるだろう。所詮は永久に上昇するものでもないし、反対に割安に放置されていれば見直されるというのは当り前のことである。

では売るタイミングとはいつか。当然割高になった時である。誰でも知っているし、あほか、といわれるかもしれないが、1990年の日本はPER60倍まで買われて、その後は約70%の暴落をしたし、2000年のアメリカ(Nasdaq)はITバブルでPER100倍まであって、同じく70%暴落した。(日本も2000年から2003年まで50%以上暴落)簡単なことに真実はある。

歴史的にみてもPER15〜20倍というのが一番居心地のいいところである。株価が上がってくると、説明できない現象を新たな投資尺度を持ち出して、無理やり説明する愚弄は枚挙に遑がない。バブル時代のQレシオなどその際たるものである。日本株全体のPERが20倍を超えてきた現在、そろそろ売りタイミングというものを考えなくてはならないだろう。株の益回りを考えれば、ゼロ金利下の日本市場はまだまだ割安といわれるだろうが、自国以外の海外の株式、債券市場に投資するマネーが急増している現状では、外国人投資家の比較対象はグローバルなものになっている。

日本株が胡座をかいている間に、せっせと自社株買いを続けて、株式需給の好転が見込めるアメリカ市場が魅力的になる可能性があるように見えてならない。

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