(神無月廿六日) ブロードバンド配信  

ブロードバンド配信(以下BB配信)はライブドア、楽天の動きからわかるように技術的にあっという間に実現してしまったので、BB配信に有料の動画コンテンツをのせたい、今から急にコンテンツを作るのは面倒だから、TV局の持っているライブラリーを使わせてもらおう、ところが、TV局はBB配信は著作権の問題があって、勝手にできないと屁理屈をいって、なんにも動こうとしない。自分達は企業の存亡をかけて頑張っているのに、ええい面倒だ、買収してしまえ!というのが思考経路であろう。

ところが、TV局もそうしたいのはやまやまだが、そう簡単にいかないのが著作権問題なのである。経団連でも「BBコンテンツ流通研究会」をなんと3年前に作って協議してきたらしいが、結局結論は出ていないのである。

なぜか、放送番組には「公共性」が重視され、ドラマで食事シーンがあってバックにいい感じの曲が流れるということは多いが、これを作詞作曲、歌手、レコード会社に断り無しに使えるのである。ところが、評判がいいのでDVDやBB配信しようとすると、関係者の全ての許可が必要になってくるのである。放送の二次利用をするときは、一から交渉を始めなければならない。これでは躊躇するのは当り前だ。

したがってTV局を買収してもBB配信はTV局以外の著作権の権利者が同意しなければ成り立たない。これは、たとえが変かもしれないが、アメリカが自由のもとに制圧したイラクで、各民族が勝手な主張を叫び、一向にまとまる気配がないのと一緒である。イラクと一緒で、新しいITの全てが正しいわけではなく、古い伝統のある文化を有するTV業界が間違っているわけではない。異なる文化が共生しようと思えば、それぞれの文化を尊重するしかないというのが、結論になるのではないか。
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