(睦月壱日 旧正月 朔) BSディベート  

NHKBSでプロ野球についてディベートをしていた。一昨年の近鉄とオリックスの合併から今だ続く日本プロ野球の問題はなんら変わっていないように見える。そもそも日本のプロ野球は毎年12球団合わせて200億円以上の実質赤字があり、親会社が広告費扱いで補填している現実に目を向けるべきである。親会社の業績次第で球団の経営が左右されるという不安定さは、ライブドアや楽天が進出しようとした時と全く変わっていない。

プロ野球球団といえども経営がしっかりしていなければ身売りが付きまとう。最近のように選手の年俸高騰が目立つなかではますます経営のプロが必要とされる。今までは球団経営を任すのは親会社からの出向者が日本ではほとんどだが、巷では現場を知っているゼネラルマネジャーが適任ではないかという意見も多い。選手のトレードなどの知識は必要かもしれないが、観客増加などビジネスという面では野球の経験が必ずしも必要とは思えない。実際MLBではボストンのGMはエール大学のロースクール出身だし、LAはハーバードのMBA,タンパベイはゴールドマンサックスの元役員である。

顧客開拓というとまず新規開拓から始めてしまうが、これを固定ファンにするにはコストも時間もかかる。既存のファンも新規のファンも平等に集客しようとしてはコストがかかるばかりだ。スポーツビジネスのバイブルといえば、NBAのNJ・ネッツを観客動員数最下位からチケット収入伸び率をトップにしたスポールストラの「エスキモーに氷を売る―魅力のない商品を、いかにセールスするか」が有名であるが、もうこれは10年以上前のものである。

方法論はともかく日本のプロ野球球団にも経営のプロが必要だ。昨年のロッテの快進撃も経営からのバックアップが支えたといわれている。保守的といわれるオーナー連中も目の前で収益を上げている他球団を見れば変わらざるをえないのだ。そういう面でもあのライブドア進出というのは是非はともかく意義があったのでないか。今回の事で全てを否定してしまうのは短絡過ぎる。
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