(如月廿七日) 気の弱い信長  

日曜の夜は大河ドラマ「功名が辻」を毎回見ている。現代風にアレンジしているだけに三谷幸喜演じる足利義昭など喜劇そのものである。しかしこの中で非情の信長を演じる舘ひろしはもう少し若ければ様になっているのにそれが惜しい。小泉純一郎はよく信長に似せられるが、先週放映された延暦寺焼き討ちをみていると、昨年郵政民営化反対派に全て対立候補を掲げたのもこの非情さを裏付けるものかもしれない。しかし、小泉というのは自分で決めることが少ない人間である。離婚はしているが、自分から離縁したわけではない。周りの人間がすべてやった。あの田中真紀子を更迭した時も秘書官の飯島に言わせている。田中が官邸に乗り込んで小泉に真意を聞くと「そうだ」と答えたはずである。中曽根元首相を比例区代表からの外しも候補決定のギリギリまで中曽根に直接いえなくて、中曽根は激怒した。これが息子の叛乱に結びついたのは明らかである。礼を尽くさないその態度に頭にきたのは中曽根自身の問題ではなかった。

気の弱い人があのような大胆なことをするはずがないというかもしれないが、犯罪を冒した人にかぎって「あの人が」というケースは多い。別に小泉を犯罪者と同一視するわけではないが、精神構造は似たものがあるのではないだろうか。その小泉がやめるというこの秋に向かって政局はどう動くのだろうか。

世間では安倍晋三がリードしているらしいが、人気者の小泉が自分以上の人気者がトップになることに納得するのだろうか。彼の後継者リストは多分白紙だろうが、少しあぶり出しをすれば、そこには安倍ではなく竹中とか武部とかという字が浮き出ているのではないだろうか。それとも前原というウルトラCがあるかもしれない。(こういうと正月の細木数子が武部と言ったのを思い出した。)この人選の鍵を握るのか小泉チルドレンの83会という新人議員共というのも情けない話である。
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