(皐月四日) 阪神TOB  

昨日は正式赴任日だったが、その日に阪急が阪神に対してのTOBを1株930円でおこなうと発表した。私はなぜか仕事の節目節目で社会的に影響のあることが起こっている。95年には当時いた外資から別の外資に移る面接のため上京した日が、あのオウム真理教の麻原逮捕の日だった。そして今回通勤が阪神に変わったその日にTOBという発表である。何か奇遇を感じる。

さて、そのTOBだが、最近の村上ファンドの軟化状況からTOBに応じる気配が濃厚である。そもそも阪神も阪急もメインバンクは三井住友だし、阪急自身も投資ファンドのプリベチューリヒに大量取得されており、経営統合すればその比率を落とすことが出来るという一石二鳥が可能となる。TOBに必要な2000億という巨額な資金調達もこうした金融機関のバックアップがなければ不可能である。

阪急と阪神の統合は関西圏における対JR戦略だろうが、借金を棒引きにしてもらって、いつの間にか国民財産であった旧国鉄の駅や周辺不動産を「民営化」ということで我がものにしてしまったJRに大きく差をつけられてしまったのは事実である。経済の停滞が続く関西経済にとってパイが大きく伸びることはないし、両社のシナジー効果といっても文化の違いでなかなかすぐに発揮できるものではない。今回の騒動で一番はっきりしているのは、阪神経営陣の杜撰さであり、ベンチがアホやから野球ができへん、という伝統だけは生きていたということだ。
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