(水無月廿九日) 親子の対話  

自分の思うように行動している次男と違って、就職活動の長男はいろいろ悩んでいるようである。自分が何をしたいのかまだはっきり判断できないという。そんなの当たり前だ、二十歳そこそこで人生がわかるはずがないだろう。結構優しくて自己主張が弱い長男が就職活動で苦労しているのは、はたから見ても分かるが、自分の仕事を見つけることなんだから、どこかでお前にいいところを見ている人がいるはずだ。一社目ですぐ内定を受けて、余裕たっぷりで残りの学生生活をおくるのもいいが、10社20社と世間の波をくぐりぬけた者は、それなりに自分に自信ができるものだ。

父さんは、妹が障害者で相手の痛みが分からず怪我をさせた時、被害者の親から私の娘に云われた言葉に腹を立て、「僕が文句を言いにいく」と言ったときは、この娘にこの兄がいて本当に良かったと思った。障害者の妹でもかばってやるといったお前を私は誇りに思っている。就職活動も自分のプライドを持って戦ってほしいものである。

そんな話を久しぶりに長男としたら、夜に愚息から愚妻に電話があって、久しぶりに父さんと話が出来てよかったといってきたらしい。愚妻も詳細は聞かないし、こちらも話すほどでもない。ただ親だから心配しているだけだ。
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