(師走廿壱日) 投機筋  

懐かしい顔だ。ブーン・ピケンズ。80年代に自動車部品会社「小糸製作所」の買占めを仕掛けた人物である。それまでにない「黒船」の兜町襲来に日本人は戸惑った。しかし、ピケンズ側もトヨタをバックにした小糸側の頑強な姿勢に退却を余儀なくされた。売り抜け目的というのも見透かされたのもあるが、まだまだ株の持ち合いが強固であったためでもあろう。その後ピケンズ氏の名前を聞くこともあったが、久々にカメラの前に姿をあらわしていた。今夜のNHKではオイルマーケットに参戦する投機筋の一人として紹介されていた。

マーケットには常に人気市場が存在する。その人気がバブルになることもしばしばである。中国バブルとアメリカの不動産バブルは峠を過ぎたようだが、石油バブルは昨年WEIで55ドルを超える高値の後、ピークを打ったかと思われたが、最近再び50ドル台を窺おうとしている。再度高値を取るかどうかは投機筋次第というところもあるだろう。

しかし、この手のマーケット番組で紹介されるファンド会社の目的は何だろうか。手の内を明かすことは御法度だし、ゼロサムゲームでは禁じ手だ。強いて云えば、NHKの取材で日本の投資家に知名度をうって、新たな投資資金を獲得するという打算があったのだろうか。実際、肝心なところはほとんど見せていないし、したたかな面を見せていた。またこのクラリウムキャピタル詣でが始まるのだろうか。
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