(葉月五日 彼岸明) 説得力  

会社の雰囲気がイマイチであれば構成員の士気も上がらず、ぎくしゃくとした空気が流れる。他の営業グループのマネジャーと飯を食べながらいろいろアドバイスする。今日は一次会だけという約束だったのに阪神尼崎駅で彼の部下がホームにいて、行きがかり上、西宮で飲み直し。やれやれ。

後で聞いたらよくあることだというが、酒の席でかなりエキサイトした会話が続いたので、ちょっとちょっととブレイクを入れる。しかしそんなことお構いなく口論とまではいわないが、次第にヒートアップしていく。聞いていて思ったのが、お互いに説得力がないのがこの話の行き違いの原因ではないかと思えた。

説得力は、どれだけ多様な反論異論を想定しながら主張するか、にかかっている。自分の主張があっさり受け入れられるものと思って話す者ほど、説得力に欠けるものである。説得というのは話す側ではなく、話をされて納得する側の問題だからだ。だが、ここでは二人が言い争っているわけで、幾多の反論や異論が出ているわけではない。したがって説得力というパワーレベルでは低次元の域である。

そもそも説得力に富んでいる人は外見上は、傲慢で嫌な奴が多いと思われているだろうが、本当は謙虚に相手の言うことを想像できる人なのである。
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