(長月八日) 一度だけの世界  

日曜日は先週の出来事がまとめて放送される番組が多い。我々はVTRがあるためLIVEを見逃しても確認することが可能であるし、元々中継では数多くの資料がTVによってもたらされる。選手だって場内のスクリーンで思わずビデオを振り返ることがある。しかし、スポーツの現場に赴くと頼れるのは自分の目と耳だけである。

球場に行くと舞台が小さく感じることが多い。関西であれば相撲の大阪府立体育会館も力士に比べて土俵が狭く感じてしまう。カメラを通じてみる世界と現場は全く別世界なのである。驚異的な視聴率だった今年の日本シリーズも現場ではもっと違った世界だっただろうし、行った者しかわからない世界がそこにはあったはずだ。VTRにより再現が可能なのは、それが現実ではなく、映像であるに他ならない。

スポーツだけでなく、災害や事故のニュースもまた、TVと接するものとは大きく隔てられているのである。そこには現実という一度だけの世界がある。
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