(如月七日) 報道のあり方  

日曜の朝にあれほどの地震が起これば誰もが恐怖に慄くだろう。当初津波のことばかり報道していた各局も昼ごろには被害状況が判明して、ヘリを飛ばしたりして現地からの中継に懸命だ。当初のM7.2から6.9に変更されたようだが、被災者には関係ない話である。新潟中越地震でもあったことだが、山間の縫うように作られた道路はこのような大地震に脆い。各地で道路が寸断され、孤立する集落が発生するのが、地方での地震の特徴である。ここは自治体が中心になって情報を集積し、被災者の状況把握に努めることが何よりの対策である。したがって、くそ忙しい現場の役所にのこのこ電話を掛けて、相も変らぬマニュアル通りの問いかけをしても、当事者には迷惑千万だけである。

ここ西宮でも発生から2分ぐらい遅れて横揺れが止まって、TVをつけたところ能登半島に津波注意報というテロップしか出ていない。そして震度6強という情報がもたされても相変わらず津波情報のみを繰り返す。おいおい、津波よりも家屋の倒壊のほうが可能性があることぐらい常識でわかりそうなものだ。実際津波は10pぐらいだったようだ。

インドネシアの津波で十万人規模が死者となり、また東南海・南海地震の予測から津波への対策が急がれているが、最近の津波報道はちょっとやりすぎではないか。同じような言葉が繰り返され、現場無視の報道を続けていると、狼少年になりはしないか。地震は津波だけではない。日本では建物倒壊による圧死が最大の死因であることは12年も前に実証されている。
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