初めて、生物多様性条約第10回締約国会議誘致委員会のホームページを見て唖然としました。
http://www.cop10.jp/aichi-nagoya/brief/purpose.html
COP10誘致の目的として『この地域は、1610年の徳川家康による名古屋城築城から都市の骨格が形成されました。日本のほぼ中心に位置し、温暖湿潤な気候と明確な四季をもつため、多くの自然を残しています。
豊かな自然環境を有するこの地域ですが、今後も続くであろう生物多様性の喪失は、私たちの暮らしに様々な影響をもたらすであろうと予測されています。未来の子供たちに持続可能な地球社会を引き継ぐためには、ただちに私たち一人ひとりが生物多様性の保全に取組んでいく必要があるのです。』
と書かれています。190ヶ国が締結している国際的な条約の締約国会議を誘致するのに、名古屋城のお話しから始まっています。これを英訳して、いったいどれだけの国々が感心を示すでしょうか?
『COP10の誘致・開催を契機として、この地域の皆様に、生物多様性の保全の重要性をさらにPRしてまいります。
また、この地域は「愛・地球博」の理念・成果を継承する地域です。愛・地球博は、自然の叡智をテーマに開催され、様々な環境への取組みが実践されました。この地域では、博覧会終了後も引き続き環境への取組みを進めていますが、COP10の誘致を機に、さらに生物多様性を含めた環境問題への取組みが進むものと期待しております。』
もう少し、生物多様性条約の内容や目指している事をせめて、学習して欲しいですね。たまたま、競争相手がいなかった為、誘致できたものの、対抗馬がいたら、いとも簡単に、持って行かれたでしょうね。
しかし、現実を見ると8千人以上の参加者と膨大費用を要する会議であり、ホスト国、議長国の責任を考えるとどこも手を上げなくて当然と思えます。
草刈(携帯)より!

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