2019/9/18

試聴ラウンジ・ショパン  音楽

みなとみらいホール・レセプションルームで開かれる「試聴ラウンジ」に行ってきた。

クリックすると元のサイズで表示します
レセプションルームからの眺望はこんな感じ。

今回で3回目かな。

最高級のオーディオで専門家の解説を聞きながらCDの名盤を聴くという催しだ。みなとみらいホール友の会員対象なので、私も参加資格がある。

今回は「ショパン」

案内人はピアニストの江崎昌子さん。

何と今日はピアノが置いてある。
ショパン:マズルカ 第1番 嬰へ短調 Op.6,No.1
ショパン:マズルカ 第2番 嬰ハ短調 Op.6,N0.2(遺作)映画「戦場のピアニスト」で使われた。

この2曲が生演奏だった。もう〜素敵だった

江崎さんが「戦場のピアニスト」の試写会に行った時隣が外国の方だったので、「どちらから?」と聞いたら、「私は彼の息子です」

なんと戦場のピアニスト・シュピルマンの息子さんで、福岡在住だったそうだ。

そんなエピソードを散りばめながら、ショパンの音楽をひも解いていく。

「マズルカ」はポーランドの農民の踊り。国歌もマズルカなのだそうだ。

農民の踊りの汗が地に落ちて、ショパンがそれをダイヤモンドにした(うろ覚え)という有名な言葉があるそうだ。

CDで江崎昌子さん演奏
ショパン:夜想曲 第20番 嬰ハ短調(遺作)
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 Op.21 第3楽章
  この3楽章がマズルカなのだそうだ。

ショパン:エチュード Op.10 第12番 ハ短調「革命」
ショパン:24の前奏曲 Op.28 第24番ニ短調

タチアナ・シェバノワ演奏
ショパン:スケルツォ 第1番ロ短調 Op.20

最初は激しい悲鳴のような音楽、中間部がゆっくりした曲になる。このゆっくりした部分がクリスマスキャロルなので、クリスマスキャロルを聴いた

クリスマスキャロル 「眠れ、幼きイエスよ」
 ボーイソプラノの歌声がまさに「天使の歌声だった」

この曲が中間部に入る。そして最後また激しい曲調になる。現実→クリスマスキャロル(子守唄)→現実、という構成だそうだ。

この曲を作っていた時、ショパンはワルシャワを離れ、ウィーンに滞在していた。ちょうどクリスマス。ワルシャワでは「クリスマスに一人でいてはいけない」と言われ、必ず誰かと一緒にクリスマスイブを過ごすそうだ。

この時ポーランドは強国に3分割されていて、ウィーンでも冷たい目で見られていた。そしてクリスマスを一人で過ごすショパン、現実の厳しさ、そして懐かしい祖国のクリスマス、そしてまた現実というのがこの曲に込められたショパンの感情だという。

「エチュード 革命」もワルシャワで起きた11月蜂起に対し、国外にいたショパンの気持ちを曲に込めたものだそうだ。

ショパンを評してシューマンは「花々に隠された大砲」と言った。繊細、優美、華やか、と見えて、鋭いナイフのような音楽、あるいは大砲が隠されている、というのがショパン、これは初めて知った。

そして、江崎さんがショパンの手のレプリカを全員に回してくれた。亡くなった時に型を取ったそうで、指は痩せている。大きさは私とほぼ同じ。

こんな小さな手で、あの音楽を書いたのか、と驚く。

ショパンを「ピアノの詩人」として偶像化、どこか遠くの、歴史上の人物、と私は考えていた。ピアノ曲も楽譜上の音符の連なり、ただ必死に鍵盤を押さえるだけ、のような気がしていた。

でも、江崎さんのお話を聞くと、生身の人間の、生な感情が一つ一つの曲に、あふれるように詰め込まれているのだなぁと感じた。血が流れている音楽なのだ。

故国の民族民俗舞踊をピアノ曲にしたのも、故国に対する深い深い想いだものね。

楽譜上の音符の連なりではない、練習曲ではない。ショパンの激しい感情、故国への愛情が音楽に昇華したものなのだ、と本当によくわかった。

江崎さんはほっそりとして、優雅でとても素敵な方だった。こんな先生にピアノを習えたら、いいなぁ。でもボーっとして練習がおろそかになりそうだ。

音楽を聴きながら、みなとみらいの曇り空を見ていた。どこか哀愁のある、悲しさもあるショパンの音楽は曇り空によく合っていた。

ピアノの音に全身を包まれて、幸せだった。至福の時間であった。
0

2019/9/15

カジノはいらない女性達の会  政治

14日(土)県民センターで「横浜にカジノはいらない 女性たちよ手をつなごう」という講演会があった。

よびかけは超党派の女性国会議員。「れいわ」の木村英子さんの名前もあった。

司会は福島瑞穂さん。
クリックすると元のサイズで表示します

最初に牧山ひろえ参院議員の挨拶があったが、まぁお粗末でびっくりしたよ。

私は海外生活が長いので、カジノのある都市を知っているが、どこも雰囲気が悪い。子ども2人いるが、子どもにはギャンブルで儲けようなんて考えてはいけない、額に汗して真面目に働く人になりなさいと教えている、横浜にカジノはいらない、

てな、挨拶なんだよ。低レベル。自分の生活に引きつけて話せば、聴衆は身近に感じて理解できるだろうという上から目線。そして、ギャンブル依存症の恐ろしさも知らなければ、苦しむ人たちを突き放す。どこまでも上から目線。

せっかくこの場に来るなら、林市長からカジノはやらないと一筆もらったという「一筆」を見せてほしかったよ。アンケートにはクソミソに書いてやった。だって、林の応援演説をしたんだよ。責任取れよ。

その後、糸数慶子前参院議員提供の韓国・江原、マカオのカジノ視察DVDを上映。

悲惨な現状だ。

韓国・江原は廃坑の街で、「失業対策に何か産業を!」という要求に出されたのが「放射性物質の処分地」「産業廃棄物処分地」そして「カジノ」だった。この中では「カジノ」がまし。地元の人々を雇用するという条件で誘致を決めた。

しかし、今はすっかり荒廃してしまった。町の雰囲気を嫌って市民は流出。自殺者、失踪者、家庭崩壊。カジノができて良かったというのは建設業者だけ。



横浜もそうだろう。今カジノを欲しがっているのは、土木建築業者だ。税金にたかって、食っている。それはインフラ整備でも住環境の向上でもない。とりあえず公共事業をやって、後は野となれ山となれだ。

クリックすると元のサイズで表示します
糸数さん。

沖縄は返還時からカジノの話があったそうだ。それを県民の闘いで阻止してきた。まだ蒸し返される可能性はある。

糸数さんは諦めなければ、カジノは阻止できる、と力強く語ってくれた。

その後は市民活動をしている女性達。

クリックすると元のサイズで表示します
シール投票をしているカラフルの広こしえみこさん。リコールしかない!
同じく小林さん、彼女もリコールしかない。

カジノ誘致反対の横浜連絡会、横浜へのカジノ誘致に反対する寿町介護福祉医療関係者と市民の会(略称・KACA=カキャ)の方からスピーチがあった。

この女性たちのスピーチが一番良かったな。

その後、県議会議員、横浜市会議員の挨拶があった。共産党は女性議員が多い。みんな地に足のついた発言だった。牧山さんとは大違い(まだ言う)。

クリックすると元のサイズで表示します
そして、我らが井上さくら議員。やっぱり話に無駄がなく、要点をズバリ。

クリックすると元のサイズで表示します
そして大野トモイさん。元気にスピーチ(内容は今一つ)。

最後に衆議院議員の畑野君江さん。千葉の被災地を視察してきたばかりという作業着?で登場。力強い挨拶だった。トイレで、おばさん達が「彼女カッコイイー!」と話していたそうだ。

質問に答える形で、阿部知子議員は「リコールは難しい、まず住民投票で」と。きっと立憲は住民投票条例の直接請求でお茶を濁すだろう。「闘うふり」だよね。

福島瑞穂さんはそれを持ち上げつつ、人数こそ住民投票は6万人、リコールは50万人と差はあるが、署名の手間は変わらない、住民投票も考えつつの、最終目標はリコール、とまとめた。本音はリコールだろうと思う。

会場は入りきらないほどの人で362名とのことだった。やはりシルバーが中心。いつも思うけれど、若い議員は一番前の席なんかに座らずに会場の脇に立っているべきよね。共産党の議員はそうしていた。

次は20日の横浜市役所包囲。ヒューマンチェーンだ。300名いれば、可能だそうだ。

行くよ〜!!

終わったのは大体20時。近くのロイヤルホストで夕食。ロイヤルホストのメンバー登録しているのでなんと20%引きなのだ。

ことぶき診療所の越智医師が会場に署名を集めに来ていたが、ロイヤルホストでお仲間と食事していた。いつも走り回っていて、ちゃんと食事をしているのかしら、睡眠をとっているのかしらと心配だったが、ロイヤルホストにいたのでほっとした。ちゃんと食べてくださいね。
0

2019/9/7

友人たちに会った  生活

立て続けに友人たちとの会合があった。と言っても飲み会やランチだ。

夏の暑い時を避けると、この時期になってしまう。

最初のは2002年W杯ボランティアの仲間たち。1年2回冬、夏に飲み会をしている。今年冬の部は雪で、私は欠席だったから皆に合うのは1年ぶりだ。

なでしこW杯の応援にフランスに出かけた方に写真を見せてもらった。この夏3回も韓国に旅行した方に話を聞いた。

五輪のボランティアに応募した方もいる。まったく五輪の心配ごとは尽きないな。

今回聞いた新しいことは会場へのペットボトル持込みについて。基本スポンサーの飲料のみ。駅から会場までのペットボトル自動販売機はすべて封鎖するという話もあるそうだ。

そんなの、人道的に問題だ。この暑さで水やスポーツドリンクを持ち込めないなんておかしい。
今はスポンサーと交渉中だという。スポンサーの飲み物以外ダメというのなら、スポンサーが水を配るべきだ。

また小・中・高学校へチケット配布があるという。だが、バスの送迎は禁止。鉄道利用だが、終了よりも前に会場を後にすること。都は鉄道会社に小中高学校のために増便を要請しているという。無理して小中学生を猛暑の中、観戦させることもないなぁと思う。引率の先生たちも大変だよ。

2つ目の会合は横浜在住の高校同級生。これも1年ぶりくらいかな。

4時間もしゃべったけれど、何をそんなに話したかな?思い出せないくらいたわいない話ばかりだ。でも大笑いして、本当に楽しかった。

スイカが好きなので丸ごとのを買ってきて一人で食べる、とか、夫が洗濯担当になったが、どうにも洗い上がった服が臭い、理由がようやく判明、なんと柔軟剤投入口に洗剤を入れていたという。すすぎが全然できていなかったわけだ。

中国韓国の時代劇ドラマが面白いとか、fireTVスティックは楽しいとか、メリカリで品物を売った話とか。

ま、そんな話。

あ、そうだ、友人の一人は高校時代、皮膚が弱く雑巾は触らないように言われていたとか。それで、40年ぶりくらいの同窓会で「久しぶりね、あなたいつも掃除をさぼっていたわね」と言われた(笑)  

でも、多くの友達は「あなたは掃除ができないから、私たちがあなたの分も掃除するからね、とみんなやさしかったのよ」。そうそう、みんな優しかった。素朴で、公平で、親切だった。

だから、今もこうしてランチしているんだよね。

3つ目はご近所の方と。これも、日常茶飯事の話。でも健康の話題や、旅行の話はとてもためになる。

また、年末にランチしようということになった。

いろんな人たちと話をすると楽しい。それはあくまでフラットな関係だからだ。

マウンティングしたりされたりの関係はとてもウザい。私も「マウンティング」という言葉を聞くまではそんな態度だったかもしれない。それは承認欲求だよね。以来、自分の心の動きに注意している。

とにかく、共感し合う関係がとても大切だ。

友人の皆さん、いつも本当にありがとう。

1

2019/9/2

28年ぶりオーチャードホールへ  音楽

28年ぶりにオーチャードホールへ行った。

28年前、小学校の音楽クラブに入った長女が「新世界」を演奏すると言うので、勉強のため?聴きにいったのだ。

花房晴美・チャイコフスキーピアノ協奏曲1番&ドヴォルザーク「新世界より」現田茂夫指揮・新星日響(だったと思う)。アンコールがスラブ舞曲からで、この曲がとても好きになった。その後、CDで何度も聴いた。

オーチャードホールは駅から遠いのとそれほど行きたいと思うコンサートがなかったので足が遠のいてしまった。
クリックすると元のサイズで表示します

今回はパーヴォ・ヤルヴィ指揮&N響でベートーベン「フィデリオ」。

もうすばらしかった!!一流の歌手の力は聴衆を圧倒してしまう。感性をゆすぶられる。1日経ってもまだボォーっとしている。

チケットを取ったのは今年1月だ

出演歌手が、ピエチョンカ、コッホと聞いて、チケットを取った。とはいえ、すぐにではなかったので、S席は残席が1〜2しかなく選択の余地がなかった。(足の具合があるので、どうしても1階になる)。

行ってみたら、前5席が舞台で潰されていたので、随分前の方でびっくり。しかも正面。舞台を見上げる格好になった。

「フィデリオ」はベートーベン唯一のオペラだ。政治犯として地下牢に閉じ込められた夫フロレスタンを妻レオノーレが男装しフィデリオとなって救出する話。

レオノーレ:アドアンヌ・ピエチョンカ
フロレスタン:ミヒャエル・シャーデ
ドン・ピツァロ:ヴォルフガング・コッホ
ロッコ:フランツ=ヨーゼフ・ゼーリッヒ
マルツェリーネ:モイツァ・エルトマン
ドン・フェルナンド:大西宇宙(たかおきと読むんですね)
ジャキーノ:鈴木准

新国立劇場合唱団

ピエチョンカさんはザルツブルグ音楽祭2015「フィデリオ」、ヨナス・カウフマンさんがフロレスタンの時のレオノーレ、
コッホさんは同じくカウフマンさんの「ローエングリン」や「ニュルンベルグのマイスタージンガー」「パルシファル」他、沢山共演している。

みんなカウフマンさんがらみで歌手の名前を覚えた。

クリックすると元のサイズで表示します

以下、素人の感想です。

譜面台は置いてない。皆、舞台を動きながら小さな演技をする。ブラウン管テレビのようなものが左右に2台置いてあった。あれ、セリフや歌詞が書いてあったのだろうか?

序曲→第一幕
マルツェリーネ役エルトマンさんが可憐で細い。なのに、声は美しくパワフル。ジャキーノの鈴木さんはやはり声が軽く感じた。

エルトマンさんをはじめとして他の歌手たちの声は、身体全体を通し舞台の板も振るわせて、こちらに届く感じしなのに、鈴木さんは空間だけを飛んでいく感じがした。

マルツェリーネの父ロッコ役ゼーリッヒさんの声は重厚だが、役柄もあって温かみを感じた。

ピエチョンカさんは、もうこの役を得意としているから、完全にフィデリオ=レオノーレ、芯の通った豊かな声だ。

コッホさんはザンバラ髪、しかもタキシードの背中なんかしわくちゃだった。いかにも精神がどこかに行ってしまっている悪役そのものだった。でも顔つきは整っていて、これ「ローエングリン」の印象と違った。ザンバラ髪、しわくちゃ服、デブなのに、かっこよかった。

(2幕はシワがのびてた。アイロンしたかな)

音楽は聴いていると、田園のようだな、英雄のようだな、と思える箇所があって、あぁベートーベン!と思った。

1幕の4重唱、メロディとバックのオーケストラの音楽が美しくて、ウルウルしてしまった。

レオノーレのアリア、夫婦の愛を歌う歌、これも良かったですねぇ。ピエチョンカさんさすがです。

囚人たちの男声合唱、私、男声合唱が好きなのだ。満足。

2幕レオノーレ序曲3番。いくつか感想を読むと普通は2幕の最初では演奏されないみたい。

この3番はザルツブルグ音楽祭2015のメスト、ウィーンフィル(クラシカジャパンで放送したのを録画)を何度も聴いているので、それに比べると、ちょっともっさりかな。あの切れ味に比べると、ちょっと不満だった。

で、あのザルツブルグの演出は台詞がなかったんだな。私は「フィデリオ」はそれしか見ていないので、1幕目に「あ、セリフがあるんだ」と思ったのだ。(無知ですみません)。

いよいよフロレスタン登場。

フロレスタン役のシャーデさんはディカプリオを超デブにした感じ(地下牢に閉じ込められて食事も与えられていないのにね)。

「ゴーット」のあの一番の聞かせどころ、「バシャーン」という音がした。誰かがチラシの束を落としたらしい。全く〜、なんだよー。

シャーデさん、声質はフォークトさんに似てるかな。この難しい歌、カウフマンさんばかり聴いているので、なんか、息継ぎとか気になった。もっと畳み掛けるように歌ってほしいとか。

歌い手が違えば歌い方もそれぞれなのに、こういうところは本当に素人でごめん

ファンファーレが鳴って、ドン・フェルナンド役大西宇宙さん登場。姿かたちのすっきりした人だ。今とても期待されているのがわかる。声はもう少し響くといいな。

フロレスタンとレオノーレの二重唱。二人で名前を呼びあう所や「言い表せない歓び」は「愛」だね。

フィナーレは大合唱は、第九のようで、胸に迫って自然と涙がこぼれた。何度も頬を手で拭った。圧倒的な音の世界だ。

そして、香港の若者とか、ロシアでプーチンに対峙している若者とか、いろいろ思い浮かんでしまった。

圧政と闘う人々が「バンザイ」と叫び、愛や徳の勝利を歌える日が来ることを願った。

終演。ブラボー・ブラビーの嵐だった。カーテンコールの写真撮影を日本でも許してほしい。

クリックすると元のサイズで表示します

客席を出ると、皆口々に感想を言っていた。「良かったぁ」「素晴らしかったねぇ」。皆に熱があった。

私もボォーっとしていた。

オペラ好きで知られる江川詔子さんの感想。


泣いたのは私だけではなかった。


オペラをまた見に行きたいなぁ。こういう世界一流の人の歌を聴きたいなぁ。

アンケートがあって、「今後どんな公演を希望しますか?」に無理と思いつつ「アンドレア・シェニエ、ヨナスカウフマンさんで」と書いてきた。

来年はカルメンだそうだ。カルメン、椿姫、トスカ、ばらの騎士、同じのばかり。

ドウ・マゴも久しぶり。中には入らない。
クリックすると元のサイズで表示します

このところ土日は全部出かけていて、さすがにくたびれた。
0

2019/8/30

カジノ勉強会&準備会  政治

28日夜「横浜にカジノはいらない!」勉強会に行ってきた。

主催は「カジノ問題を考える集会世話人会」。当日、この世話人会は女性2人だけと説明があった。

主催者は「ことぶき共同診療所越智祥太医師」の話を聞いて、これは大変だ、もっと地域で勉強会をしなくちゃ、と考えたところから、始まったそうだ。準備はわずか2週間。

もともと環境(せっけん)、平和、女性問題に長年取り組んできた方々とはいえ、この短い期間に2人でよく勉強会にこぎつけた、と思った。

しかも、勉強会の準備をしている最中に、あの林市長の「カジノ誘致宣言」があった。

その6日後の勉強会だ。まさにタイムリーだった。

でも、主催者たちはどの程度人が集まるか、よくわかってなかったらしい。

片付けのことも考えて、机はもともと並んでいたものに、一つ追加しただけ、つまり39名分。あとは人が増えるたび椅子を並べた。

横浜市議の井上さくらさんがこの勉強会をtweetしたら、120のリツィートがあった。なので、参加者は76名だったとか。84名定員だ。

しかも、ツィキャスやペリスコープのネット中継もあった。

あとで、Twitterなどを読むと、「え、この方も来てたのか」みたいな驚きがあった。

主催者は「今までは顔を合わせて『勉強会をやるから来てね』というお誘いだったが、今回は、ネットで広げてもらったので、知らない人ばかりで驚いた」と語った。

また、越智医師が「診察が早く終わった」とのことで、開始時間より前にいらっしゃったので、プログラムを前倒しできて、質問時間が十分にとれた。様々な質問が出て、タウンミーティングのようになり、これがとてもよかったと思う。

内容は
クリックすると元のサイズで表示します

井上さくらさんから、これまでの経過、横浜市の計画と問題点、市議会の動き、これからのスケジュールのお話、

越智祥太医師から、治療の現場から「ギャンブル依存症」とは何か、現状はどうか、の話があった。ギャンブル依存症は本人が依存症と認めるまで10〜30年かかるそうだ。その時には家族も知人も、家も仕事も財産も失っている。本当に深刻だ。

犬養淳氏のまとめがあったので、ご覧ください。(ていうか、犬養氏も来てらしたのね)。





そして、連日の会合、29日には「STOPカジノ横浜準備会」@アートフォーラムあざみ野に行ってきた。市営地下鉄であざみ野に行くのは初めてだ。

アートフォーラムは駅から5分とのことだったが、坂道を上り下りしたので、思ったより時間がかかった。定員90名とのことだが、満席だった。

この会合は「れいわ新撰組」の大西つねきさんが呼びかけたものだ。

立憲民主党の真山真一参議院議員、無所属の横浜市議井上さくらさん、共産党の横浜市議古谷やすひこさん、一般席に共産党の県議大山奈々子さん。

越智祥太医師ほか、カジノ反対を長く続けている市民団体ほか、ながらく市民運動をしている方々が参加されていた。

議論の前提は「カジノに反対」「カジノを作らせないためには市長を辞めさせる(リコール)しかない」

市長はカジノについて、一度も市民の意見を聞いていない、勝手に決めた、これは民主主義をないがしろにするもので、これが一番のリコール理由

カジノはそもそも人の負けによって金儲けをするものであって、成長戦略にはなりえない。横浜の財政を救わないし、街を荒廃させる、人生を破壊する。なんの利益もない。カジノ阻止しなければならない。それが二番目の理由。

では、市長リコールするにはどうしたらよいか。

この日はその「戦略」について話し合う場だった。

考えられるのは@住民投票条例制定、カジノ誘致の是非を問うもの、6万人に署名が必要。Aは市長リコール。これは50万人の署名が必要。

これは上の犬養淳氏の前篇に詳しく書いてある。

大西さんはまず@→A、それに対して、最初からAでやるべきという意見がある。

喧々諤々の議論は刺激的だった。民主主義ってこういうことだなぁと思った。

最後に参考のために二つの戦略について決を採ると半々だった。

井上さくらさんから、横浜市は周到に準備してスケジュールを決めている。議会は推進派が多数である、これらのことを考え合わせて、住民の直接請求は緻密に考えなくてはならないとの話があった。

YOUTUBEに動画があります。長いですが興味のある方はどうぞ。


議論の本筋とは別だが、感じたことがある。

若い人たちの見えてる風景と、社会運動ベテランシルバーの見てる風景は全く違う。

投票率を上げるための活動している若者は「参議院選挙の時ですら、『え?選挙があったの?』という友人がいる」「『カジノで市が儲かるならいいんじゃない』程度の認識、あるいはそもそもカジノの問題すら知らない状況だ」と言う。

シルバーの署名は戸別訪問すればよい、とか、市庁舎包囲も考えたら、とか、今熱いうちに行動すべき、という発言との落差。

シルバー世代の視野は「問題」については深いかもしれないが、今の社会全体については視野が狭い、と大西さんの指摘があった。

大西さんの発言:「れいわ」の選挙はSNSを駆使したと言われたが、そうではない。SNSなんてたかが知れてる。激烈な地上戦をやった結果だ。ポスター貼り、葉書書き、電話かけ、チラシ配り、必死にやった、若い世代が頑張った。その人たちが今日もこの集会のスタッフをやっている」

若い人たちをサポートするくらいの考えでシルバーはやるべきかもしれない。百戦錬磨だと思っている自分たちの意見を押しつけてはいけないのよ。

この日も「偉そう」なおじいさんたちいたよね〜。もちろん、これまでの活動には敬意を持っている。

でも、広げるには、一歩下がって、意見を押し付けないことが大事だ。

最後に越智医師から「依存症当事者が来ている」と、ギャンブル依存症から立ち直った方の紹介があり、彼らが発言した。

「依存症治療グループに辿りつくのはごく少数。今日もニュースで千葉で養子殺し保険金詐欺事件があったが、あの事件もギャンブル依存症予備軍が起こした。遊び金欲しさにという陰にギャンブル依存がある。広くギャンブル依存症の問題がある」

「ギャンブルは金持ちを貧乏にし、貧乏人を犯罪者にする」重い発言だった。

29日だけでは話がまとまらなかったので、もう一度、戦略会議をするということになった。

そして19日には千人規模の集会も予定されている。

1

2019/8/27

美味しかった  旅・散歩

岐阜に行く楽しみ

クリックすると元のサイズで表示します
岐阜モーニング 650円(コーヒー、クロワッサン、ハム、ポテトサラダ、ヨーグルト)

素敵なお店。
クリックすると元のサイズで表示します

日曜が休みの所が多いそうで、近くにモーニングをしている店がなく、今回はちょっと遠いお店に車で行った。ここは9時開店。平日のモーニングは7時開店が多いとか。早くに行かないと駐車場行列になってしまうそうで、皆さんモーニングが好きね。

そして、和食ランチ。ここ、「楮」は3回目くらいかな。

https://blue.ap.teacup.com/applet/daizufengtien/msgsearch?0str=%82%A0&skey=%9E%B8&inside=1&x=19&y=12

夏野菜揚げ浸し
クリックすると元のサイズで表示します

冬瓜と鮎の椀
クリックすると元のサイズで表示します

とうもろこし松風
クリックすると元のサイズで表示します

姫鯛のずんだ焼き
クリックすると元のサイズで表示します

タコと大根のご飯
クリックすると元のサイズで表示します

ミルクプリンのマンゴーソースかけ&コーヒー
クリックすると元のサイズで表示します

本当にいつも岐阜の食事は楽しみだ。

1

2019/8/26

あいちトリエンナーレ2019  展覧会

試合翌日、どこに行こうか、醒ヶ井にも行ってみたい、犬山城は前行きそこなったから行こうか。いろいろ考えたが、せっかくなので「あいちトリエンナーレ2019」に行くことにした。娘が「見たい作品がある」という。

名古屋駅は人が多い。ごった返していた。地元の人だけでなく、旅行客も多い。今日は「よさこい」があるらしく、そういう衣装の人が沢山いた。

名古屋美術館は名古屋から地下鉄で2駅栄駅にある。駅からはすぐ近く。コンサートホールもここなのね。

10階までエレベータだが、素通しガラスがあり、私は怖くてドアの方をずっと向いていた。吹き抜けなんだよねぇ。

クリックすると元のサイズで表示します
一日券は1,600円。

ボランティアの人たちの紫色ポロシャツがおしゃれだ。

これが一番の人気かな。
クリックすると元のサイズで表示します

クリックすると元のサイズで表示します
沢山のピエロ、力作だと思う。

クリックすると元のサイズで表示します
こんな寝方をするなぁ。思わず笑ってしまった。

若い人が多くて、写真を撮ったり、熱心に見ていた。

煙草などの唾からDNAを抽出して、そのデータから3Dプリンターで顔を再現したという作品があった。そんなことが可能なのかしら?

移民や難民をテーマにした作品があるのは「今」を象徴しているのかな。ジュリアン・ムーアとアレック・ボードウィンが難民の証言を読む(演じる)という作品はかなり熱心に見てしまった。

「誰もが自分が難民になろうとは思わなかった」と。

今の安倍政権のまま日本が突き進んだら、難民化する日本人が出てくるのではないか、と私は心配している。難民になるとは思っていない、日本人。

そして
クリックすると元のサイズで表示します

立入禁止。
クリックすると元のサイズで表示します

外から眺めた感じでは、「不自由展」はそれほど広い会場ではないと思った。その中に少女像やいくつか問題とされた作品があったとしても、世間が騒ぐほどの事かな、というのが率直な感想。

平和を願う像だし、日本と自分のアイデンティティを考える作品群なのだ。

政治家の圧力や、脅迫が押し寄せる、中には「京アニ」のようにガソリンを撒くぞとの脅迫もあった。

「いいじゃん、これくらいの展示、勝手にやってれば」くらいの感覚に何故ならないのだろう。目くじら立てて、騒ぎ立てる人たちの度量のなさというか、異常だと思った。

過去をきちんと向き合えない日本のあの人たち。差別意識丸出しのあの人たち。

狂気、と言ってもいい。日本は恐ろしい社会になった。

追記:グランデール市少女像設置問題では、当該市議たちはそれほど設置にこだわっていなかったが、日本・在米極右たちの発言があまりにひどいので、設置賛成になったという(恥を知れ発言)。世界各地で同じことが起きている。日本側のでたらめ発言に対し、戦時性暴力(性奴隷)の問題であり、現在なお重大な問題と人々が認識したということだ。日本が、この動きを見守るだけだけで、あるいはむしろそっと花でも手向ければ、普通に敬意を持たれたろう。何故これほどヒステリックに攻撃するかといえば、それで金稼ぎの人々がいるのだろうし、政治家は「敵」を作れば「愛国者」と偽装できる。愚かなことだ。

私が行った日、「少女像」の作者が再訪したそうだ。「可哀想で涙が出た」と言ったそうだが、その気持ちはよくわかる。かわいそうだよ。

出展を取りやめた作家たちのメッセージ。
クリックすると元のサイズで表示します
メッセージのおっしゃる通り。この作家たちのスペースには全部このメッセージが貼ってあった。

実行委員会がきちんとメッセージを展示したのは当たり前だけれど、良かったと思う。こういうことですら、今の日本では隠されかねない。

このメッセージの中に日本の作家がいないのがちょっと残念。

娘は3年前のトリエンナーレにも来たそうだ。

あの、豊橋会場の、空き家に小鳥を放ち、その管理(掃除や飼い方)がいい加減で、動物愛護団体から抗議を受けた現代アートがあった。あれから3年なのか。

現代アートは今まで見たものでは国立新美術館開館記念のポンピドーセンター収蔵品、ニキ・ド・サンファル、国立近代美術館展示、ブリジストン美術館の「アンフォルメル」、神奈川近代美術館のいくつかの展覧会、そういうものに比べると迫力、エネルギー、あるいは「美」という点で物足りなかった。

現代美術でいつも思ってしまうこと、「これ単なる思い付き?」。つまり格闘の後が見えない、「美」への追及があるのかな?。

と、こういうことを考えさせるのも、作品のうちかも。

とにかく、名古屋市長や菅官房長官、維新の政治家の「検閲」は許せない、と強く思った。

見終わって、お茶して、名古屋駅に戻り、5時過ぎの新幹線で帰路についた。

充実した2日間だった。
1



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ