2007/6/25

トルシエ「オシムジャパンよ」  サッカー(代表)

昨日もマリノスは引き分けだった。雨の中アウェイに応援に行ったサポーターはガッカリしたろう。テレビからマリノスサポ−タ−の声は大宮サポよりも大きく絶え間なく聞こえていた。やっぱり攻撃に問題ありだね。

さて、トルシエの「オシムジャパンよ!」の話。
とても面白かった。大体トルシエの指摘は頷けた。

例えば、
「オシムは選手に、運動の質と良の両方を上げることを求めている」「量を増やすことは比較的に簡単にできる」

「しかし運動の質となるとそうはいかない。質のいい動きをするためには素早い判断とそれを実現可能にする技術の高さ、動きに迷いを生じさせないための戦術的オートマティズムが求められるが、そのどれもが今の選手たちにはまだまだ十分ではないからだ。」

「目指すところはスピーディなプレーでも、現実にピッチの上で繰り広げられているのは、落ち着きのない性急なサッカーだった。」

「選手は猟犬のようにゴールを目指して走る。彼らはプレーの構築に参加するのではなく、ボールの受け手として走っているに過ぎない」

そして、以下の指摘。そうだよなぁとため息が出る。代表ばかりでなく、マリノスについても言っているようにも思えた。

「残念なことに技術がスピードに追いつかないために、パスやトラップにブレが生じる。いい形でゴール前までボールを運んでも正確なシュートが打てない。ゴール前で余裕を持てない。」

坂田に聞かせたい。

「サッカーでは1試合にそう何度も得点に機会があるわけではない。数少ないチャンスをものにできないと、結果に大きく影響する」。

本当にその通りだ。


ではどうすべきか。

スピーディなサッカーだけを志向していると、選択の幅が狭まる。「速さだけでなく、リズムやバランス」が重要な要素だ。

クォリティの高い選手(海外組)を入れる。ゲームを落ち着かせるゲームメーカーを入れ、プレーのリズムを変え、プレーを再構築させる。そういうことができるはずだ。

同じことを「サッカー批評35」で遠藤が言っている。
「サッカーが走らなければならないスポーツであることはわかってますが、実際走りすぎな面もあると思う」
ジョグじゃなくてダッシュすると「パスコースも失うこともある」「止まることで相手が嫌がることもある」。

ちゃんと考えているのでホッとする。
(俊輔との連携についても彼の意見は納得できる。詳しくは「サッカー批評」を読んでください。)

トルシエの本は他にも守備や欧州サッカーの傾向なども分析しているが、これは割愛。

大宮戦も終わったのに、またガンバ戦について語るのもなんだけど、ちょっとだけ。
武藤文雄氏の評。「冴え渡る明神、復活した松田直樹
「(松田は)後半開始早々強引に縦を突破しようとしたマグノ・アウベスを止めた以降は、完全に乗ってきた。と言うか、あの一発で持ち味の思い切りを取り戻したというべきなのかもしれない。 ガンバは再三逆襲から3対3、いや4対3の場面を作るが、それらを松田と中澤がことごとくはね返した。」
「試合終盤、上野と山瀬がすっかり疲労してしまい、マリノスはガンバの猛攻を許す。それらをまた中澤と松田が全て止めてしまう。野次馬の私が見ていても興奮する攻防だったのだから、両軍のサポータ達はさぞ面白かった事だろう。」

松田について。
「キックオフマリノス」のインタビュー。
練習場で「マツマツマツ」を弾幕を掲げ続けてくれたサポーター、試合のたび「3番」ユニを着続けてくれたサポーターに感謝していた。

いつだったか、マリノスタウンに練習を見に行った時、突然大きな声がして、何事かと思った。サポーターが松田起用を訴えていたのだった(と思う)。
「降格危機を救ったのはマツさんなんだぞ」という一言だけは聞き取れた。

インタビューで、「くさって練習をいいかげんにやっていたら、どんどん下手になった」「自分が頑張ることで、若い選手の手本になりたい」と言っていた。

松田が出ることで、栗原もさらに精進、チーム内が活性化することを望みたい。ただチームが活性化しても、そのチームをどう生かすか、指揮官の腕に不安があるのだけれど。
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