2007/11/22

サウジ戦風景  サッカー(代表)

今日になって、サウジ戦評を幾つか読んだ。朝日新聞は「甘い」評価。日経は大人の書き方で戦いぶりを評価。結果を出したからね。

後藤建生さんの戦評を読むとプロはこういう風に試合を見るのかと勉強になる。勉強といってもそれを今後に生かそうなんて気は全然ないけど。

昨日は国立に着くのが遅くて、もう試合前練習が終わる頃だった。「勝ってオシムに良い報告を」の弾幕はちょっとしか見られなかった。

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試合前の練習。柏木と水野かな

観戦仲間のYさんは先に着いていた。彼女は五輪代表戦はずっと見ている。「じゃ、シドニーのあの俊輔がFKを決め、『きのう死んだじいちゃんのためにも・・・』と涙ぐんだあの試合も見たの?!」。羨ましいなぁ。Yさん、この記事見てますか?日本リーグの時代からのサッカーファンだものね。当然だよね。

今回は奮発して(笑)カテ2を取った。(五輪代表戦はA代表より少し安い)。見やすい良い席だった。

回りの観客も面白かった。

「その席、私の席じゃないでしょうか?」と言われて、焦る後ろの人たち。声かけた人の勘違いだったが、「驚いた。あのダフ屋インチキチケット売りつけたのかと思った」。ダフ屋で買ったのかぁ。

ちょっと上の方には元気のいい女性がいて、大きな声でコーチングしていた。「左だよ左、大きくチェ〜ンジ!」「そうそう、それでいい!」(上から目線なのがすごい)

選手発表。まだ、どこのチームの選手?って聞いてしまう。

そういえば、君が代は藤井フミヤだったね。大画面に映ると「老けたなぁ」が感想。

国立に向かって歩いている時は厚着だったので汗ばむくらいだったのに、試合が始まると風が強くなって、寒くなった。

サウジの選手はほとんど長袖だったが、半袖もいた。日本の寒さに負けないとは。でもしっかり手袋はしていたけどね。日本は水野が半袖だったね。

最初はサウジが積極的に攻めてきた。勝たないと北京がないから、まず先取点だよね。

私たちの目の前は本田がいる。本田は何度か前線へ駈け上がりクロスを上げた。「水野が上がらないね」と言っているところで、水野にボールが。でも技巧を弄しているうちに奪われて、最大のピ〜ンチ!あれはよく防いだ。

誰が防いだのかわからなかった。後ろの人たちは「西川〜!何やってる」と怒っていた。

サウジが攻勢だった時、周りの人々は「セカンドボールを拾え〜」或いは「本田、守備サボるなぁ」と叫んでいた。


前半は日本はあんまりシュートもなく、最初のシュートは30分頃だったかな。CKもなかった。およそ点が入る気がしなかった。

(試合経過は専門のサイトで見てください)

前半終了前、いいクロスから絶好の位置で李がヘディングしたけど駄目。回りの解説によると、GKが目に入ったからうまく打てなかったのだろうとの事。

ハーフタイム。家族にメールする。「6番と柏木が頑張っている」と書いた。

6番は青山敏弘。大型ビジョンでハーフタイムのハイライトで見たら、あの最大のピンチを防いだのも6番青山だった。

もう一人の青山が清水だということは知っていたけど、こっちの青山はどこのチーム?広島なんだね。柏木といい、青山といい、広島にはいい選手がいるのに、どうしてチームは弱いんだろう。

後半に入ると日本のペースになってきた。周りの観客「ハーフタイムに一杯ひっかけたな。調子いいじゃないか(笑)」

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日本のFK。水野と柏木

岡崎の決定的場面。皆立ち上がりかけて頭を抱える。でも「おかちゃんのあのくずしが効果的なんだよ」。へぇそうなんだ。

あと、2番の選手が走りこんで決定的なのがあった。2番は細貝。細貝ってどこのチーム?(・・・基本的知識が足りない。浦和か)

李→柏木→フリーの岡崎へ、これをふかしてしまう。「おかちゃ〜ん!中学生だって決めるぜ〜」。この時もみんな立ち上がりかけたんだけどね。

そんなこんなで、なかなか点を取れない。そのうちに、周囲は時計を見始める。

え〜、もう守りに入るのか。点を取ろうよ。引き分け狙いはわかるけど、0−0で「守る」っていうのは心臓に悪い。

周りはカウントダウン。あと5分。あと3分。選手が倒れると、「もう少しそのままでいろ」。

サウジの選手がリスタートの位置を前の方に動かす。途端にすごいブーイング。「そこじゃないぞ、違うだろっ」。観客もすごい戦っていたね。

「集中!」「集中!」の声が方々から飛んだ。

サウジが最後のチャンスとばかりに攻め込む。「大きく大きくクリアぁ」、「たかぁく蹴り上げろぉ」「そうだ、そうだ、その調子だ」みんな必死のコーチング。

「反町ぃ、選手交代だ、時間稼ぎしろ〜」。ロスタイムに入って、ベンチから小柄な人がゴール裏のアップしている選手のもとへダッシュで走り出した。

ようやく選手交代。でももう時間がない。結局、交代のないままタイムアップ。

選手が飛び上がった。笛は聞こえなかった。みんな立ち上がった。

サウジの選手がピッチに倒れこんだ。「アラブの石油王が出てきたぞ」。サウジの民族衣装の、たぶんサッカー協会のお偉いさんだと思う。選手を抱き起こしていた。サウジの選手だってこの試合に賭けていたんだよね。

Yさんがワンセグ携帯を見せてくれた。水本が泣いていた。

大型画面を見ると、柏木がMOMの表彰を受けていた。大型画面に水野の顔がアップになると、前の女の子達が「きゃーっ」。(帰ってから家族に聞いたら、マイクが拾った声はキャーキャー声が多かったそうだ。五輪代表はギャルサポが多い)

反町さんの胴上げもあったけど、この辺の前後関係はもうわからない。反町さんの挨拶。「お寒い中・・・」なんて町内会の挨拶みたいな言葉から始めた。でも「北京へ行きます!」と言った時は晴れやかだったね。スタンドからウァ〜と大きな歓声が起きた。

前回、山本監督はこの場面で「アテネ経由ドイツ行き」と言ったのだ。苦い思い出につながる。

と、選手達からペットボトルの水がまるでシャンパンのように反町監督に浴びせられた。この寒空にびしょぬれだよ。

選手の場内一周。
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前にデカモリシ。真ん中より後ろに平山がいる。カレンもいたね。

李君がはしゃいでいた。西川も満面の笑み。反町監督は「反町監督〜」と声がかかるたび、前に行きかけても振り返っては声の主を探そうとしていた。そして頭を下げていた。誠実な人だなと思った。

選手たち、ホームゴール裏前に達すると、柵を乗り越えて、サポーターのすぐ前に行った。そしてともに北京出場決定を喜び合った。

私達はこの辺りで、国立を後にする。Yさんとは「次はトヨタカップ決勝だね」と言って別れる。

五輪代表はこのままでは予選リーグ勝ち抜くのは難しいと思う。でも今日は柏木や青山の奮闘を見ていたら、カタール戦の時のように「コリャ駄目だ」とは思わなかった。少し光明が見えてきた気がした。でも、ちぐはぐさは相変わらずだよ。

軽いプレーはまだ多い。自分勝手なパスも多い(水野がFWに不満そうなゼスチャーを何度もしたけど、あれは水野が悪いよ)。今度こそ、反町さんは連携を高めて点の取れるチームにして、北京で力強く戦って欲しい。才能は揃っているんだから。
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