2012/9/29

テレビ番組で勉強3  テレビ番組

23日(日)に見た最後の番組は、とても重たい内容の番組。録画してあるので、また見て、再度勉強しようと思っている。その番組は、

NHKEテレETV特集
シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告
「第2回 ウクライナは訴える」だ。

番組HPより
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去年4月、チェルノブイリ原発事故25周年の会議で、ウクライナ政府は、汚染地帯の住民に深刻な健康被害が生じていることを明らかにし世界に衝撃を与えた。
(中略)
公表された「Safety for the future未来のための安全」と題されたウクライナ政府報告書には、そうした汚染地帯(※注参照)でこれまで国際機関が放射線の影響を認めてこなかった心臓疾患や膠(こう)原病など、さまざまな病気が多発していると書かれている。

(※注:強制避難区域の外側、年間被ばく線量が5ミリシーベルト以下とされる地帯)

(中略)
しかしIAEAをはじめとする国際機関は、栄養状態の悪化やストレスなども原因として考えられるとしてウクライナの主張を認めていない。

放射線の影響を科学的に証明するには被ばくしていない集団と比較しなければならないが、住民の被ばくに関するデータも、被ばくしていない集団のデータも十分ではなく、今後も証明は困難が予想される。

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今はチェルノブイリ原発事故の影響とはっきり認められている子どもの「甲状腺癌」も現場の医師が訴えていたにもかかわらず、国際機関が認めるまでに7年かかった。

広河隆一さんの「DAYS JAPAN」の「最初の小児甲状腺がんの症例の報に接して」より

広河さんはまず、がんと言われた子どもと家族のことを心配する。そして、
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発表された子どもの甲状腺がん発症は、放射能のせいではないと医学の権威者は言う。「なぜならチェルノブイリでは事故から3−4年後になって病気が急増したからだ」という。

しかし実際にはチェルノブイリの事故の4年後に、日本の医学者たちは、小児甲状腺がんの多発を認めなかったではないか。「広島や長崎では小児甲状腺ガンは十年以上たってから現れたから、これほど早く発症するはずがない」とあの時彼らは言った。
(中略)
彼らは自分たちの知っている知識や経験を超える「万が一」という言葉を嫌う。
(中略)

しかし親が子どもを思う時、何よりも「万が一」で行動するものなのだ。そしてチェルノブイリ事故でも、スリーマイル事故でも、母親たちの懸念のほうが、医学者や政府や電力会社の判断よりも正しかったことが証明されている。

 今回の小児甲状腺がんの発症は、時期が早すぎるため、放射能とは関係ない、つまり原発事故とは関係ないと医学者たちは言う。そして8万人に一人という数字は、ふつうでもありうる数字だと言う。

しかしこれまで彼らは、小児甲状腺がんは100万人に一人しか現れないと繰り返し発言していたのではなかったか。8万人に1人発症するのが普通だというなら、福島県の子どもの人口30万人余に対して、これまで毎年平均して3−4人の小児甲状腺がんが現れていたとでもいうのか。そんなデータはあるはずがない。

 このただれ切った日本の方向を変える力は、人々の意志と良心的医師たちの活動にゆだねられる。そして「万が一」にしろ被害者がこれ以上増えないようにすることに、すべての力を結集すべきで取り組むべきである。子どもたちを守るために。
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このウクライナでも現場の医師たちが懸命に治療に当たり、放射線被ばくの被害を訴えている。

現場の医師たちは常に患者とともにある。水俣病もそうだった。森永ヒ素ミルク事件も被害者を掘り起こしたのは現場の保健婦さんたちだった。

そして、御用学者や権威を振りかざす学者はかならず「因果関係がない」という。被害者は長いこと日陰に追いやられていた。今も救済されたとは言えない。

番組では、放射線医学研究者木村真一(注)さんが年間被ばく量について、長年にわたるチェルノブイリの経験から意見を言っているのに、長崎大名誉教授は国際機関の数字をあげて、それを無視する。本当に腐っていると思う。

(注:NHKドキュメンタリー「ネットワークで作る放射能汚染地図」で放射能汚染を調べた研究者)

つい最近も「東京電力は24日福島第一原発から大気中へ放出されている放射性セシウムの量が、9月も1時間当たり1000万ベクレルと推定されると発表したそうだ。まだ収束していない。

ただし、京大の小出裕章さんによれば、
「1000万という数字を聞くとみなさんそれが膨大な量だと多分受け止められると思いますが、事故直後はそれのまた10億倍というような放射能が流れてきていました。2週間ぐらいのトータルですけれども、今現在で言うなら、事故直後に出ていた量のたぶん100万分の1とかそれぐらいまで低減しているという事だと思います。」

「これは本来大気中に放出されてはいけないものだが」「福島第一原発があれほど破壊されてしまった以上、仕方ないものだ。何とかこれ以上、また劇的に出るような事を防ぐという事が出来ることの精一杯」

(現在台風が近づいているので福島第一原発が心配だ。作業員さんたち、頼みます。でも作業員さんたちのことが心配。癌で労災申請された方が1名いるそうだ)

小出さんは、今放出されている放射性セシウムの心配より「すでに自分たちの周りを汚染してしまっている放射性物質を心配したほうが良い」とのこと。

故郷の隣村・埼玉県横瀬村の野生キノコから基準値超のセシウムが検出された。軽井沢の野生キノコからも基準超のセシウムが検出され、ともに出荷停止となった。

昨年文部省が調査した航空機モニタリング検査でも秩父や軽井沢は汚染度が関東平野よりもひどかった。横瀬村はセメント工場があり、震災がれきの焼却も始めている。

武甲山は石灰岩採掘で姿も変えてしまったが、それでも秩父は山々に囲まれ、自然がたくさんあったところだ。その山々や里山が汚染されてしまっていたら、本当に悲しい。荒川の源流地でもあるし、放射能汚染は心配でならない。

これからもできるだけ、情報を集めて、私たち(還暦越え)はともかく、若い世代、子ども世代を被ばくから守らなくてはならないと思っている。

使用済み核燃料をこれ以上、未来の世代に押し付けることなく、現在放出されてしまった放射性物質で若い世代が被ばくすることがないよう、これからもできることをしていくつもりだ。

脚痛でしばらく官邸前抗議にも行っていなかったが、痛みも和らいでいるし、気候も良くなってきたので、また行きたいと思っている。
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