2015/4/20

コルム・ウィルキンソンコンサート  音楽

伝説のミュージカルスター「コルム・ウィルキンソン」のコンサートへ行ってきた。

コルムさんは「レ・ミゼラブル」の初代ジャンバルジャンにして「オペラ座の怪人」カナダ公演初代怪人役の方だ。レミゼ25周年記念コンサートを見ても、歴代のキャスト、聴衆が彼を心から尊敬しているのがわかる。

私は映画「レミゼ」で見るまで全く知らなかった。盗みを働いたジャンバルジャンを許す司教役で、温顔、優しい声、包み込むような温かい雰囲気、「誰だろう、この俳優」と思った。こんな声で諭されたら、誰だって改心してしまうと思った。

で、娘が初代ジャンバルジャンの人だよと教えてくれた。

来日公演があると知って、これは行かなくてはならないと思った。「伝説のスター、奇跡の来日公演」だ。

渋谷ヒカリエのシアターオーブは初めてだ。

(昨年次女が「雨に唄えば」のチケットを取ってくれたが、前日に発熱で断念。およそミュージカルに縁も興味もない夫が代わりに行った。楽しんできたようだった)

この日は、前回ミュージカルに誘ってくれた次女と一緒に行った

お客さんは30代、40代の女性が中心だ。熟年カップルや小学生連れの家族もいる。一人で来ている男性もいて、男性客が思ったより多かった。

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ポスターの前で写真を撮る人多数。ミュージカルファンが多い。そして待ちに待った公演だということがわかる。

バックバンドは、えーと、指揮・ピアノ、ベース(エレキ)・コントラバス、ドラム、エレキギター、チェロ、管楽器(フルート、クラリネット、サックスなど)、キーボードの7人かな。

公演の詳細は「JOJ&ラミンのブラヴィーな日々」さんのblogを読んでください。演奏曲はこのblogに教えてもらいました。
http://niwaka-musicalfan.blog.jp/archives/27593136.html

コルム・ウィルキンソンコンサート公式広報からコンサートの模様映像紹介。



オープニングは「オペラ座の怪人」から「Music of the Night」。コルムさんがゆっくり登場。この段階で会場は「うぉー」「待ってました!」と大歓声大拍手。熱狂。

ファルセットの長ーい長ーいエンディング(?)。どこまで息が続くの、と驚嘆。
(追記:ロングトーンというらしい)

ついで、ゲスト歌手のアール・カーペンターさんと則松亜海さんの「All I ask of you」(オペラ座の怪人)

次はガラッと変わって、コルムさんギターを抱えながら「テネシーワルツ」。カントリー&ウェスタンが好きなのだそうだ。

これ圧巻でしたね。ノリノリ。すごく力強い声だった。「Folsom Prison Blues」会場もノリノリ。マイクを使ったコンサートは、こういう観客が一緒に盛り上がれる曲の方がいいように思った。

盛り上がった後はゲスト歌手のスーザン・ギルモアさんの「I Dreamed a Dream」(レミゼより)。しっとりと歌い上げた。途中日本語でも歌ってくれた。

(いつも思うが「夢食いちぎり」の歌詞はいまいちじゃないかな、岩谷時子さん)

ミュージカルナンバーは「ミスサイゴン」「エビータ」「ジギルとハイド」「ラ・マンチャの男」「チェス」より。大ヒットミュージカルの名曲は本当に、まぁ言うまでもないけれど、美しいですねぇ。

「ジギルとハイド」からの「This is the Moment」は初めて聞いたけど、大好き。



ゲスト歌手については全く予備知識がなかった。アールさんは有名な方のようで、劇場のポスターに「世界一のジュベール アール・カーペンター」とあった。つまり、「Stars」(レミゼ)が聴けるなと期待した。

その「Stars」。曲名が告げられるだけで、歓声。皆、息を詰めて聴いていた。涙を拭いている人もいた。私はロンドンで見た「レミゼ」を思い出していた。もう一度ロンドンへ、行ったことのないブロードウェイへ、行きたいなぁとしみじみ思った。

終わると、指笛「ヒューヒュー」もあるような大喝采だった。

スーザンさんも「フォンテーヌ」を演じたことのある実力歌手なのだそうで、この二人をバックコーラスに据えるコラムさんのカリスマぶりはすごいな。twitterで「アールさんがコラムさんの前で緊張してコチコチになってた」というのがあった。そうなのか。

「朝日の当たる家」、「ダニーボーイ」、ビートルズナンバー、みな私にとっては懐かしい曲。「ヘイジュード」では、一緒に歌おうとコルムさんが呼びかけた。私も「ラーララ、ラララーラ」と歌ったよ。

手拍子は本当は裏拍(ンパンパ)らしいのだが、日本人はどうしても「表拍」。私は気づかなかったが、この辺のちぐはぐさが面白かったという人が結構いるね。

そうそう則松さんが「Let it Go 」を歌った。もちろん英語で。でも、イディナさんの歌を聴き過ぎているし、声質も違うので、違和感の方が強かった。曲名紹介の時に笑い声が起きたくらいなので、選曲ミスじゃないかな。(コルムさんの要望と言うことだが)。ミュージカルナンバーを歌った方が良いと思う。宝塚出身と知って、納得。

最後が全世界の平和を祈っての「Imagine/Pease」。歌が終わって、全員手をつないで挨拶。

「え、まさか終わりじゃないよね」。手拍子が続く。

すると、ジャンバルジャンの衣装でコルムさんが登場。会場はヒートアップ。

「Bring Him Home」。これを聴きに来たと言ってもいい。多くの人がそうだと思う。大拍手の後、しーんと静まり返る客席。皆聴き入る。

最後の歌詞「Home」ファルセットの長い長い、ロングトーン。どこまで続くんだろう?音が切れた途端、わぁ!と一斉に聴衆が立ち上がった。まるでサッカーでシュートが決まった瞬間のように、みんな一斉に立ち上がった。拍手拍手。

クラシックのコンサートではこんな光景見たことがない。おずおずと一人立ち上がり、二人立ち上がり、徐々に立ち上がっていく。でもこのコンサートは一斉にみんな立ち上がった。スタンディングオベーションとは、こういうもんなのだなぁと、感動した。

コルムさんはにこやかに拍手に応えていた。「ありがと ありがと」もキュートだった。70歳とはとても思えない、力強い若々しい公演だった。

劇場でいただいたチラシ類。こんなにミュージカルが東京で上演されているなんて、私は知らなかった。知っているのは劇団四季と帝国劇場のレミゼくらいかな。日本のミュージカルの層の厚さ、多様さ、ファンの熱心さを初めて知りました。

蛇足をひとつ。私はやはりマイクの音が苦手。鼓膜がビリビリする瞬間が嫌なのだ。コルムさんをはじめとして、皆、声量のある方々なので、生声でも行けたんじゃないかと思ってしまった。

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